ビートルズ『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の50周年記念盤が発売に

ついにその全貌があきらかとなったビートルズサージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の50周年記念盤。例によって、様々な組み合わせで製品化されるのだが、ビートルマニアは迷うことなく、スーパー・デラックス・エディション(4CD+DVD+BD)の一択となるだろう。以下は公式にアナウンスされたその内容である。



●【スーパー・デラックス(完全生産限定盤):UICY-78342 】(4SHM-CD+BD+DVD:6枚組のボックス・セット)

※DISC1(SHM-CD):1枚目のCDは、新たにステレオでミキシングされたアルバム。1CD(UICY-15602)と同内容。

※DISC2&3(SHM-CD):スタジオ・セッションでレコーディングされた33曲。ほとんどが未発表で、初めて4トラックのセッション・テープからミキシングしたもの。レコーディングの日付通りの曲順で収録。「ペニー・レイン」の新たなステレオ・ミックス、そして2015年にステレオ・ミックスした「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」も収録。

※DISC4(SHM-CD):アルバム・オリジナルのモノラル・ミックス、及び「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」と「ペニー・レイン」のシングル音源からダイレクト・トランスファーしたもの。キャピトル・レコードがアメリカでのプロモーション用に制作したモノラル・シングル・ミックスの「ペニー・レイン」、「シーズ・リーヴィング・ホーム」、「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」、そして「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」の未発表の初期のモノラル・ミックス。(このミックスは、1967年にテープから消去されたと思われていたが、アニヴァーサリー・エディション用にアーカイヴを探した際に発見された)

※DISC5&6(BD&DVD):ジャイルズ・マーティンとサム・オケルの手によるアルバム、及び「ペニー・レイン」の新たな5.1サラウンドのオーディオ・ミックスと、同じく彼らが2015年に手がけた「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」の5.1サラウンド・ミックス。アルバムと「ペニー・レイン」の新たなステレオ・ミックスのハイレゾ音源と、2015年にステレオ・ミックスされた「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」のハイレゾ音源。映像:「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」、「ペニー・レイン」そして「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」のオリジナル・プロモーション・フィルムの4K復元版。及び、未発売のドキュメンタリー映画(1992年放映)の復元版。ドキュメンタリーではマッカートニー、ハリスン、そしてスターへの突っ込んだインタヴューがフィーチャーされている。また、ジョージ・マーティンがスタジオ内での様子を紹介。

※日本盤のみ英文解説の翻訳、歌詞対訳付

★日本盤のみスーパー・デラックス特典:『サージェント・ペパーズ』立版古:50周年記念エディション封入(一般販売されているものとはデザインが異なります)※立版古(読み:たてばんこ) :江戸時代に錦絵のなかの「おもちゃ絵」のひとつとして広く楽しまれたもの。「立てる版古(錦絵)」という名の通り、錦絵を切って組立てて楽しむものだが、組み上げた時の想像以上の立体感、パノラマ感の驚き、楽しさはまさに立版古ならでは。盛んに親しまれていた江戸時代からのものも、現存するものは非常に少なく、まさに幻の存在となってしまっています。




このうち、内容的に食指が動かされるのはDisc-2と3かな。全て未発表音源だが、「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」のようにブート盤で散々出回ったものもある。Disc-4はミックス違いの集大成的内容で、かなりマニア向け。Disc5と6はハイレゾ音源と映像だが、映像4K版なんぞは『1』の再発時に出ても良かったんじゃないかなとも思うが。一番気になるのは"音"そのものなんだが、とりあえずジャイルズ・マーティンの作業内容に興味はない。単に嫌いだからw だいたいDisc-1もそうだが、今更新たなミックス出されても、だから何?としか言いようがない。それでも買ってしまうのがビートルマニアのサガという奴だw