MEINL GENERATION X 10" FX HAT を手に入れた!

ここ最近、パーカッショニストとして、アコースティックセットやそれに近い編成での演奏が続いているんだが、つくづくパーカッションって難しいなと実感する。この難しさの理由だが、ドラムセットの場合には一般的にはハイハットやトップシンバルを常に一定のテンポで鳴らしていて、実は叩いている本人も、この音を拠り所にして、リズムパターンを構築しているからだという事に気が付いた。また、バンドのメンバー(特にロック畑出身のメンバー)も、この音を頼りに演奏している様な節がある(譜面や指揮者に頼らないので)。なので、ハットやトップのないパーカッションの場合、何を拠り所にしていいのかが判らず、演奏そのものが迷走してしまう。他のメンバーは、そこまで悪くないと言う事が多いのだが、ドラマーにしてみれば、全くもって納得できないレベル、なのである。編成にドラムとパーカッションの両方があれば、これは正に鬼に金棒なんだろうけど、パーカッションのみ…特にドラマーが片手間に叩くパーカッションなんつーのは最悪と思った方がいい。もちろん、パーカッショニスととしての腕を極めればいいんだろうが、やはり二足のわらじは相当難しい。そこで考えたのがハイハットの導入である!
ところで、新規購入の場合、持ち運びを考慮して、シンバルの大きさは基本12インチ以下と決めているのだが、一般的なハットの大きさは14~15インチで、13インチ以下だと、やはりエフェクトを売りにしたものが多い。色々なメーカーを調べていると、MEINL(マイネル)で10インチのハットを見つけた。この製品は、前回買ったチャイナと同じ GENERATION X シリーズで、音の系統も表面のブリリアント仕上げも気に入っていたので、これに決定した。価格は19,800円だったが、キャンペーン等を上手く使って約17,800円でゲット! 因みに、このシリーズには8インチのものもある。

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肝心の音の方は↓のメーカーチャンネルで確認して欲しいが、基本的に、径が小さいので、サスティンは短めでタイトだが、とても綺麗で決して安っぽい音ではない。実はこのハット、ハイハットスタンドには装着していない。まあ、してもいいんだけど、これやっちゃうとどうしても大袈裟なセットになっちゃう。もちろん、演奏形態はドラムセット~ミニカホンまでと、環境によって臨機応変に変えていくが、次回のライブではスタンドは使わない予定。では、どうするかというと、各メーカーから開閉できない状態で設置できるアタッチメントが発売されているので、これを使う事にした。具体的にはTAMAのLHH。これをシンバルスタンド等に取り付けるために手持ちのアタッチメントを噛ませて設置する。このLHHはハットの隙間の間隔を調整出来るので、タイトな音からルーズでラウドな音まで色々な音が出せる。ただし、調整には時間がかかるので、曲ごとにってわけには行かない。まあ、このあたりの制約は仕方ないが、実際に演奏してみるとそれ程の不自由さは感じない。

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f:id:hisonus:20220129143107j:plainTAMAのLHH。スタンド等への取り付けアタッチメントを所有していない場合、これにMC56を組み合わせたMXA43を買った方がお得だ。f:id:hisonus:20220129145127j:plain
導入後の感想だが、目論み通りリズムが立って、非常にまとまりのあるバンドサウンドへと変貌し、大満足。今度はこれを通常のドラムセットへ追加設置して、色々と試してみようと思う。楽しみは尽きない。