Pealのハードウェアバッグ(PPB-KPHD38W)を手に入れた!

最近、練習場所に自前でドラムやパーカッション類を持ち込むことが多いのだが、悩みの種は何といってもハードウェア類の運搬だ。今まではコンテナを使っていたのだが、駐車場から少し離れた練習場所までを何度も往復するのが大変で、一度に運べるこのハードウェアバッグを購入した。ハードウェアバッグやハードウェアケースは各社様々な形態のものが存在しているが、比較的安価で、持ち運びが楽そうなこのバッグを見つけたのだが、ネットで調べても、この「PPB-KPHD38W」についての、詳しい写真があまり出てこない。そもそもパールのクソ使いづらいWebサイトにも、全くと言っていいほど製品についての写真が載っていないのが問題なんだが、大体、楽器メーカーや楽器販売店のサイトって、何故か知らんがどこもかしこも使いづらい上にクソ重い! 特にお茶の水辺りにある老舗の楽器店は全部重い。みんながこぞってサウンドハウスで購入するのは、安いからだけじゃなく、自分の必要とするブツをいち早く見つけることが出来るほど、サイトがサクサクで軽いからなんだよな。1日中でも平気で見てられるし、だからこそ、余計なものまで買ってしまうワケだ(笑)

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話が逸れました。というわけで、このハードウェアバッグ、これから買おうとしている方のために、写真で解説して行きたいと思う。まず全体。メーカーの仕様では「335(H)x945(W)x295(D)mm/キャスター付」となっているが、正直言って、この数字から想像する大体二倍くらい大きいです。なんか、(W)が1メートルに満たないので小さそうに感じるが、約30センチ四方、即ちLPレコードが1メートル分あると考えれば結構デカイ事に気付きます。写真に写っている我が家の愛犬のメイちゃん(オーストラリアン・ラブラドゥードルのミニチュア)は12キログラムで、重さ的には柴犬くらいなんだが、モフモフなので結構デカく見えます。それが伏せの状態で入っても、まだ余裕がある大きさです(例えとして判り難いじゃん😅)。

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素材は堅牢なナイロン素材で、恐らくナイフを突き刺しても容易には裂けないんじゃないかと思われるほどの強度がありそうです。バッグの底は厚めの板が入っており、(ロゴマークから見て)左右にはソリの様な返しの薄い板が底板と繋がっています。真横から見ると(____)こんな感じです。この返しはバッグの型崩れを防止し、キャスター運搬時のスタンド類によるダメージを軽減します。バッグをひっくり返すと、左側の底にプラ製のキャスターが2個ついてますが、ちょっとやわな感じです。底の部分に4本の樹脂製のガード用レールが付いており、地面に直置きした場合のダメージを防ぎます。

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次にベルト類ですが、まず、左右にハンドル状の取っ手が二本付いていますが、クソ重い1メートル弱の長さの物体をひとりで運ぶのは、まあ出来ない事もないけど、腰をやられる可能性が高いので、ふたりで持つための取っ手と考えるのが妥当でしょう。右側の底に近い部分にキャスターを使ってバッグを引っ張るための取っ手が付いています。他には、手提げ用のベルトがあり、2本をマジックテープでまとめられる構造ですが、このバッグに荷物を詰め込んだら、こんな手提げなんぞは意味がありません。まあ、空になった本品を運ぶためと考えた方がいいです。更に、肩掛けベルトもありますが、こいつもちょっと非現実的で、まあ、中に座布団でも詰めている場合のみ使える代物って感じですかね。

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次に、バッグの中ですが、底にはハードウェア類を纏めたり固定したりするためのベルトが2か所に付いています。確かに中でガチャガチャと動いちゃうのは問題ですが、このベルトが利便性を発揮しているかといえば、ちょっと疑問が残ります。実際に使う場合は、TAMAで売っている格安のハードウェアバッグ「HWB01」に小分けにして纏めた方がいいんじゃないかな。自分が使う場合は、小さめのコンテナに小物類を詰めて、残りのスタンド類をHWB01にまとめて入れています。そもそも、このバッグがパンパンになるほどスタンド類を詰め込むってのは、現実的には無理だと思います。重量的に、キャスターを使って引っ張る以外の運搬方法しか思いつかないし、このプラ製のキャスターも強度的に不安があります。底の部分の中央には左右全長に亘ってファスナーが付いており、これを開くと底板が現われますが、別に外す必要もない気がします。

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ポケット類ですが、最初の方の写真からも判るように、左右と中央のロゴの入っている部分がポケットになっており、まあ、ちょっとした小物類を入れるのに重宝します。ロゴの入ったポケットにはスティックケースが余裕で入る大きさです。
最後に、実際に使ってみた感想ですが、このバッグには想像している以上にたくさんの物を詰め込むことが可能だが、それを運搬するとなると大変、という感じでしょうか。正直、キャスターを使っての運搬しか出来ませんから。とにかく、ある程度の重量になると、左右の取っ手を持ってクルマへ積んだり降ろしたりするのがギリで(パンパンにしたらそれすら無理)、手提げベルトや肩掛けベルトで持ち運んだりすることは不可能です。そういった観点からすると、このバッグを使っての電車での移動はほぼ無理に近いでしょう。大は小を兼ねるというけれど、個人的にはWが70センチ、HとDが20センチくらいで、あとは全く同じ仕様なら、むちゃくちゃ便利だと思うんですよね。そうであれば、取っ手も手提げも肩掛けも使えるんじゃないかと思います。