今年も咲いたよヒメスイレン、2022。

今年も見事に咲いてくれました!ヒメスイレン
まあ、実際に咲いたのは一週間前なんですけどね。ただ、開花の数週間前に雹が降って、まだ小さくて新しい葉に亀裂が入ってしまったのでちょっと心配だったが、なんとか大きく成長してくれた。今年は何輪の花を咲かせてくれるのか、今から楽しみだ。

 

Pearl COMPACT TRAVELER / パール コンパクトトラベラー (PCTK-1810BG) を叩いてみた! その2

さて、今回はいよいよ叩いてみる!

と、その前に、このコンパクトトラベラー、その見てくれから、音が小さそうで、家でも叩けそう…なんて想像している方も多いみたいですが、これをそのまま家で叩いたら大変なことになります(笑) 正直、普通のドラムセットと何の遜色もないくらいにデカい音が鳴ります。せっかくコンパクトなのにもったいない…誰もがそう思うでしょう。そこで、REMO社から発売されている、メッシュタイプのヘッド、「SILENT STRORKE」なるものを買ってみました。実はこれ、小規模会場のライブで使おうと思って購入したのですが、いかんせん、音が小さすぎて使えませんでした。ということは、恐らく、家での練習ならば最適だと思います。もちろん、力任せに叩いたり、オープンリムを多用する方には不向きですが、普通に叩く分には全く問題ないと思います。シンバルなんかも、サイレントタイプのものがありますので、併せて使えば完璧でしょう。

SILENT STRORKE。サウンドハウスにて、10"が980円、バスドラ用18"が1980円とお手頃価格だ。

では本題。上述のように、かなりの爆音が出るので、スタジオを使って実践してみる。以下、動画を参照して貰いたい。
まずは本体とハイハットカウベルの組み合わせ。ジャムタンバリンやシンバル等を追加してもいいが、転倒のリスクが大きくなるので、せいぜい2~3点にとどめておきたい。ハイハットは右側にセットしたが、両手を使った細かなフレーズを叩きたければ左側にセット…というか、正直どこでもいい。このアタッチメントは開閉は不可能だが、開き具合は任意の間隔をキープできるので、ハード系にも対応できる。
次に、スネアのスナッピーを切って、タム代わりに叩いてみる。今回はタオルでミュートした。かなりパーカッシヴな音が出るので、カウベルアゴゴベル等と組み合わせれば、ラテン系のパーカッション代わりにもなる。更に、手持ちのスネア(Ludwig Supraphonic LM402)を追加してみる。

youtu.be

お次は、例の小径シンバル達を追加してみる。もうこうなると、コンパクトトラベラーなんてのは関係なくて、ただの偏執気質の変態ドラマーの動画って気がしないでもないが、出てくる音は至ってシンプル、一聴すると普通の音にしか聞こえません。この小径シンバルを使う意味というのは、まずコンパクトなので重ねてしまえば小さなバッグに収納でき、大した重量にもなりません。また、サスティンが極めて短いので、一瞬のうるささはあるものの、それが持続しないので、デカイ音という印象が残りません。そして、複数枚のシンバルを一気に並べるとかなりの威圧感があって、インパクト効果は抜群です。動画を見て貰えば判りますが、シンバル類の全重量が真下に向かっているのが判ります。これはバスドラのシェルが無い分、距離を詰めることが可能なため、この様なセッティングが可能となるのです。ただし、転倒、脱落の危険は多少なりとも伴うので、これらの変態的なセッティングは、あくまでも自己責任でお願いします。そして、これだけの量のシンバル、アタッチメント類をセットしてしまうと、それなりの撤収時間が必要となります。バンド練習で、せーの、で撤収しても、ドラムだけ全然片付かない、な~んて事はよくあります。ドラマーあるあるです。

youtu.be

コンパクトトラベラーとはあまり関係の無い動画になってしまいました。編集はイマドキのYouTuberみたく、ルーズな間をカットするなどして極力短くしてみました。まあ、確かに飽きない動画になるけど、セッティングや撤収など、リアルタイムで必要となる時間の把握は困難になりますね。

この項、完。

Pearl COMPACT TRAVELER / パール コンパクトトラベラー (PCTK-1810BG) を叩いてみた! その1

初めて手に入れたドラムは、パールのChallenger MRKⅡという入門用のモデル。安かったせいか(といっても当時7万円台)、ドラム本体以外の耐久性が皆無で、シンバル類、ペダル、スローン等が次々と壊れて行き、結局少しずつ買い直して行くはめになった。今ではプレイテック辺りで、フルセットがサンキュッパで買えたりもするが、こんなもん、まともにプレイできるんだろうか?といつも思っちゃう。でも、案外良かったりするんだよね、あんなのが(笑)
さて、今回はパールのれっきとしたドラムセット(カタログ上もここに分類されている)、コンパクトトラベラー (PCTK-1810BG)のレビューである。購入したのは今年の2月頃なので、そろそろ4か月になる。購入に至った理由は、持ち運びが可能で、収納に困らないことが挙げられる。また、このコロナ禍の自粛期間中に集めた小径のシンバル類を上手く使いたいという目論見があって、シンプルかつ、必要最低限なセットが欲しかった。このコンパクトトラベラーはメーカーサイトや楽器屋でよく使われている写真だと、フルセットに見えるのだが、実際には、バスドラム、スネアの2点のみで、それらを繋ぐジョイントが一体化している(オプションとして、10”と14"のタムセットがあるのだが、今のところ必要ない)。実にシンプルで、本セットと、例えば、シンバルやカウベルのみの組み合わせなら、すぐに出張して、お店や河原(笑)でも演奏可能だし、重くはなるが、豪華シンバル7枚セットを組み合わせることも可能だ。ただ、なかなか購入に踏み切れなかったのは、実際の音だとか、持ち運びの利便性なんかは個人によって大分変って来るので、その辺りが不安であったというのが正直なところ。YouTubeなどもいろいろ参考にしてようやく購入に至った次第。

キャリングバッグ付きだが、本体重量が約10キロあり、ショルダーベルトで運搬するのは可能ではあるが、かなりキツイ。

脚部と、せり出し防止のロッドは、このように折り畳みが可能で、文字通りコンパクトに収まる。押し入れの端っこだったり、冷蔵庫の横の隙間だったりに見事に収まる!

では本題。このドラムセット、前述の通りバスドラムとスネアだけの組み合わせである。従って、最低限必要となるのはキックペダルだけという事になるが、現実的には、スローンと鳴り物も必要だろう。まあ、シンバルとカウベルがあれば何とかなると思うが、ハイハットの場合、アタッチメントを使ってセッティングすればスタンドは不要だ(といってもハットの開き具合は固定されてしまうが)。
本体のセッティングだが、バスドラ下部にペダルを固定するプレートとそれを支える折り畳み式の脚、更に演奏中の前方への移動を防止するためのロッドでセット全体を支えるのだが、床によってはせり出してしまうので、個人的に粘着式のカーペットを下に敷いて演奏するのがベストだろう。スネアとバスドラはクランク型のジョイントで固定されるが、スネアの固定部分はぐるりに取付穴が開いているので、ロッドを垂直にしても水平にしても取り付け可能だ。垂直の場合はカウベル等の鳴り物を容易に取り付けることが出来る。

COMPACT TRAVELER (PCTK-1810BG) のフルセット。ロッドを水平方向にセッティングした状態。写真では大きく見えるがスネアは10”とかなり小さめ。

こちらは垂直にセッティングした場合で、カウベル等がそのまま取り付け可能となる。

次に肝心の音の方だが、とりあえず付属のヘッドだと、安っぽい音しか期待できないので、ここは潔く交換してしまった方が良いだろう。自分の場合、手持ちのスネア(Ludwig Supraphonic LM402)に使用しているものと同じ、REMOのエンペラー(US仕様)に換装した。バスドラは想像している様なタイトな音ではなく、ボン突き感が酷いので、やはりそれなりのミュートは必要だ。因みに、付属のバスドラのヘッドはミュートリング付きの構造だがあまり効果はない。打面側には大きなPearlのロゴが入っているが、お客さん側からは全く見えないのであまり意味がない。
お次はスネアだが、まず10"とかなり小径なので、きちんと鳴るようにチューニングすると、かなり甲高い音になってしまうのだが、そもそもスナッピーが約10センチ20線、片側支持のネジによる圧着式なので、調整の幅があまりなく、ちょっとでも締めすぎると全く鳴らなくなってしまうので注意が必要だ。条件が合うのであれば、本物のスネアを追加して、こちらをタム代わりに使うというのもいいだろう。

ご覧の通りの簡単な構造。基本的にバラっとした様な音で、調整はなかなか難しい。

この項続く。

完全生産限定盤BOX仕様『NIAGARA TRIANGLE Vol.2 VOX』(NIAGARA TRIANGLE Vol.2 40th Anniversary Edition)を聴く!(その2)

散々苦言を呈したところで、次はいよいよその音質である。
前回も書いた通り、『NIAGARA TRIANGLE Vol.2 VOX』本編は、Blu-ray Disc(Blu-ray Audio)に収録されたこのハイレゾ音源のみのである。従って、今回の新しいマスタリングは、通常盤を入手しない限りは、30周年記念盤との比較は出来ない、のである。で、結局通常盤を買わされる羽目になったわけだ…(笑)
というわけで、まずは通常盤の説明から。

Disc-1が本編。
Disc-2が
1.「スピーチ・バルーン 1982」
2. ニッポン放送「スピーチ・バルーン 2012」
3.「A面で恋をして」 [1981/12/3 Headphone Concert]

となっており、Disc-2の1.2.は大滝自身が語る解説音源と、ラジオ音源なので、今回はオミットさせていただく。因みに3.のみVOXとのダブり。


では本題。実は、NTV2のマスターはロンバケと違って、オリジナルマスターが1本しか存在しない。もちろん、セイフティーコピーなんかは存在するのだろうが、とりあえず、オリジナルアルバムから40周年記念盤まで全て同一のものを使用している。また、マスタリングを手掛けたのが、ロンバケ40周年記念盤と同じ内藤哲也氏であることから、同じような音の傾向を目指したのであろうことは容易に推測できる。まずはトップを飾る「A面で恋をして」。自分の場合、CDは「選書」から入ったクチだが、この曲、実は89年リマスター盤ではカットされるという憂き目に遭っている。一聴して、30周年より、滑らかさが際立つのが判る。この曲のキモは何といっても多彩なSEに尽きるが、ロンバケでは上手く収まっていたSEの類が、NTV2ではそこだけ浮いてしまっている感が強かった。ちょっと、やり過ぎと言うか、デジタルすぎたというか、だが、今回は、鮮度があるのに完全に溶け込んでいるという感じ。佐野サイドに入ると、冒頭の語り(大滝曰くハナモゲラ語)は相変わらずだが、リズムが鳴った瞬間の今までと違う感じに驚く。実はこのアルバム、三人が全く別のプロジェクトで録音していたため、それぞれの音の違いが顕著であるのだが、今までのどの盤よりもすんなりと入り込んできた。というか、その辺りの摺り合わせ具合が絶妙。杉サイドでも全く同じ。もちろん、各々の違いは厳然として存在しているのだが、違和感の様なものが取り払われた感じが強い。特に杉サイドでは、昔から、ちょっとはっちゃけた感があって、その辺りが他のサイドとズレていた気がしていたが、今回は、もちろん多少のヒステリック感は相変わらずだが、それ程の違和感を感じないのは、40年の歳月により、耳の機能が加齢で低下したからというだけではあるまい(笑)。

さて、お次は、今度こそVOX本編の内容を聴いてみよう! というわけで、Blu-ray Disc(Blu-ray Audio)に収録されたハイレゾ音源である。一聴して判るのは、やはり空気感の様なものが感じ取れるという事。CDでのこじんまりとした印象から、余裕のある広がりを感じる。「A面で恋をして」では、あたかもサラウンドかと錯覚するような、音の奥行と広がり感に圧倒される。バックで終始鳴り続けているスレイベルも、CDでは何かうるさい高周波みたいな金属音でしかなかったが、ちゃんと鈴の音してる事にまずは驚かされた。佐野サイドは、通常盤で書いた通りだが、音の摺り合わせ具合が完璧だと判る。「Bye Bye C-Boy」はコーラスがより際立って、大滝の言っていたリヴァプール・イディオムの意味を完全に理解する瞬間でもある。杉サイド「Nobody」。やや団子状に鳴る音が、あの辺りのビートルズの音である事に気付かされる。「夢見る渚」は夏気分満載のシンセに思わず80年代初頭に引き戻されるが、中音域がやや膨らみ過ぎて、大げさに鳴り過ぎる感がある。「オリーブの午后」では、ロンバケの世界再びみたいな世界が広がる。「A面で」と同じく、終始鳴り続けているスレイベルやジングルの類がノイジーにならないのが驚きで、更にベースラインの細かなディテールがはっきりと聴こえ、実はこの曲のキモとなっているのがよく判る。大滝のアルバムには曲ごとにミュージシャンのクレジットが記されていないので、これが、長岡道夫か後藤次利かは判別できないが、ベースラインや音の細さから次利の可能性が高いと思うが、スラップ(当時はチョッパーと言っていたが)はほぼ入っていない。変わって「白い港」。これは誰が聞いても次利のそれと判る。ただ、こんなに表に出ていたかなあ?と思うほどベースが効いている。もっと雄大なゆったりとした曲の流れだと思っていたが、小気味よいベースが今までの印象を覆す。最後「♡じかけのオレンジ」。CDと比較すると、シンセベースが僅かに前面に出ているが、これは長岡道夫のベースをプロフェット5でなぞって打ち込んだらしい。ブラスも結構ラウドに鳴っているがわかる。
ところで、ロンバケはVOX発売後、SACDがパッケージ化されたが、NTV2はどうだろうか? (その1)でも書いた通り、この40周年記念盤が結構ギリギリのところで成立している様な気がしてならないので、発売してくれたらありがたい、くらいのところかな。ロンバケの様に、シングルレイヤーのみでの発売はキツイかな?とも思う。
(この項、完)

完全生産限定盤BOX仕様『NIAGARA TRIANGLE Vol.2 VOX』(NIAGARA TRIANGLE Vol.2 40th Anniversary Edition)を聴く!(その1)

このブログ、実は記事にならなかった下書きってのがたくさんあって、その理由の殆どが、記事の内容が古くなってしまったというのが圧倒的なのだが、内容が文句ばかりになってしまったから、というものもかなり多い。そして、その両方を併せ持つこの記事は、ボツになる率が95%くらいだったのだが、ただ、作品そのものに罪はない、と思いとどまって、今になってアップする事と相成った(発売前のブログ記事と内容が重複してしまうがご容赦願いたい)。

ところで、「40周年VOX」なるものは、他にも、2018年のシリア・ポール『夢で逢えたらVOX』と2021年の大滝詠一『A LONG VACATION VOX』が存在するが、小さな不満はあれど、概ね満足に至る代物であった。もちろん、価格には違いがあって、「夢で」は20,000円、ロンバケは23,000円、(いずれも税抜)と大きな開きがあるものの、内容が価格に見合っているものなので、然程の不満はなかった。まあ、あるとすれば、「夢で」の場合、Blu-ray Disc(Blu-ray Audio)が無く、ハイレゾ音源を聴くことが出来なかったことくらい。ロンバケに関しては、VOXでのみの復刻と思われていたイラストブックが、後に分売になったという、VOX購入者の優越感をへし折る出来事があったくらいで、構成されるブツに関する不満は全くなかった。


だがしかし、である。この『NIAGARA TRIANGLE Vol.2 VOX』、価格は19,000円と一番安価なせいもあるが、内容に関しては大いに不満!不満だらけ!なのである。VOXの内容は以下の通り。

Blu-ray DiscBlu-ray Audio)
[NIAGARA TRIANGLE Vol.2 40th Anniversary Edition] (ハイレゾリマスタリング音源)
[Single Version] (ハイレゾリマスタリング音源)
[カラオケ](ハイレゾリマスタリング音源)
[5.1chサラウンド音源]

CD Disc-1「EACH TRIANGLE 2」
CD Disc-2「EACH SIDE of NIAGARA TRIANGLE Vol.2
CD Disc-3「NIAGARA TRIANGLE Story」

アナログ盤「完全復刻プロモーション用7インチレコード3枚組」
豪華ブックレット
復刻キーホルダー

以上、全7(シングルを分けると9)アイテム。

不満の理由は、まず、このVOXには、本編である「NIAGARA TRIANGLE Vol.2 40th Anniversary Edition」のオリジナルCDが無い! 何?無いってなんだ?と思う方も多いと思うが、本当に無い、のである。その代わりにBlu-ray Disc(Blu-ray Audio)にハイレゾ音源として収録されているのだ。しかし、そもそもVOXとは、すべてのアイテムが含まれ、それさえ買っておけば、もう、他の商品を買う必要がない、というのが大前提として存在する。そういった意味では、更に同時発売されたアナログ盤が含まれていない事も、大きな不満点のひとつである。作品を全てのフォーマットで所有する、というのがコレクターとしての発想だが、VOXはそのすべてを満たすべき存在でなければならない。物欲が満たされなければ意味がない、のである。それでも、百歩譲って、ハイレゾ音源があるのだからと、諦める御仁も多い事だろう。しかし、である! 実はこのCDの通常盤には、VOXに含まれていない内容が収録されたDisc-2が付属するのだ!!これは酷い。VOX購入者に、更に通常盤を売ろうという魂胆が透けて見える。

不満点のまとめ。
1.本編である「NIAGARA TRIANGLE Vol.2 40th Anniversary Edition」のCDが含まれていない。
2.通常盤「NIAGARA TRIANGLE Vol.2 40th Anniversary Edition」のDisc-2の「スピーチ・バルーン 1982」と「スピーチ・バルーン 2012」が含まれていない。
3.本編のアナログ盤が含まれていない。

以上の3点だ。もちろん、価格先行で商品化したのであれば、どうしたって歪なVOXセットにしかなり得ない。つまり、最終的にはどこをどう我慢するのかって話になっちゃう。もしそうだとしても、通常盤にあるものがVOXには無い、って構成は、絶対にあってはならない。まあ、考えようによっては、このVOXは、それくらいの微妙なライン上に存在するのだと言えよう。そして、今回の様にVOX化した場合、当たり前だが、3人の価値に順位が付いてしまうのだ。もっと判り易く言えば、このVOXを、佐野や杉ファンのうち、どれくらいの人達が購入するのだろうか?という事に尽きると思うのだ。結果として、大滝ファンがふたりのファンを背負った形でこのVOXを買っているのと同じ意味になるんじゃないだろうか? 当然ながら、このVOXにはこのふたりの蔵出し音源というものが、異常に少ない。その分が大滝作品に回されているのだ。更に、このVOXは完全生産限定盤だが、発売のアナウンスから予約締め切りまでが非常に短かった(具体的には2021年10月19日にアナウンス、予約締め切りは11月8日)。つまり、予約期間を短くすることによって、危機感を煽り、生産枚数を割り出した可能性があるのだ。それくらい、VOXとして成立させるには、ギリギリの商品だったのだろう。だから、20,000円を超える価格設定にしてしまったら、ナイアガラーすら敬遠するんじゃないか?という危機感もそこにはあったはずだ。結果的に色々と不満の残るVOXになってしまったのは、非常に残念でならない。
(この項続く)

 

Pealのハードウェアバッグ(PPB-KPHD38W)を手に入れた!

最近、練習場所に自前でドラムやパーカッション類を持ち込むことが多いのだが、悩みの種は何といってもハードウェア類の運搬だ。今まではコンテナを使っていたのだが、駐車場から少し離れた練習場所までを何度も往復するのが大変で、一度に運べるこのハードウェアバッグを購入した。ハードウェアバッグやハードウェアケースは各社様々な形態のものが存在しているが、比較的安価で、持ち運びが楽そうなこのバッグを見つけたのだが、ネットで調べても、この「PPB-KPHD38W」についての、詳しい写真があまり出てこない。そもそもパールのクソ使いづらいWebサイトにも、全くと言っていいほど製品についての写真が載っていないのが問題なんだが、大体、楽器メーカーや楽器販売店のサイトって、何故か知らんがどこもかしこも使いづらい上にクソ重い! 特にお茶の水辺りにある老舗の楽器店は全部重い。みんながこぞってサウンドハウスで購入するの、安いからだけじゃなく、自分の必要とするブツをいち早く見つけることが出来るほど、サイトがサクサクで軽いからなんだよな。1日中でも平気で見てられるし、だからこそ、余計なものまで買ってしまうワケだ(笑)

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話が逸れました。というわけで、このハードウェアバッグ、これから買おうとしている方のために、写真で解説して行きたいと思う。まず全体。メーカーの仕様では「335(H)x945(W)x295(D)mm/キャスター付」となっているが、正直言って、この数字から想像する大体二倍くらい大きいです。なんか、(W)が1メートルに満たないので小さそうに感じるが、約30センチ四方、即ちLPレコードが1メートル分あると考えれば結構デカイ事に気付きます。写真に写っている我が家の愛犬のメイちゃん(オーストラリアン・ラブラドゥードルのミニチュア)は12キログラムで、重さ的には柴犬くらいなんだが、モフモフなので結構デカく見えます。それが伏せの状態で入っても、まだ余裕がある大きさです(例えとして判り難いじゃん😅)。

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素材は堅牢なナイロン素材で、恐らくナイフを突き刺しても容易には裂けないんじゃないかと思われるほどの強度がありそうです。バッグの底は厚めの板が入っており、(ロゴマークから見て)左右にはソリの様な返しの薄い板が底板と繋がっています。真横から見ると(____)こんな感じです。この返しはバッグの型崩れを防止し、キャスター運搬時のスタンド類によるダメージを軽減します。バッグをひっくり返すと、左側の底にプラ製のキャスターが2個ついてますが、ちょっとやわな感じです。底の部分に4本の樹脂製のガード用レールが付いており、地面に直置きした場合のダメージを防ぎます。

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次にベルト類ですが、まず、左右にハンドル状の取っ手が二本付いていますが、クソ重い1メートル弱の長さの物体をひとりで運ぶのは、まあ出来ない事もないけど、腰をやられる可能性が高いので、ふたりで持つための取っ手と考えるのが妥当でしょう。右側の底に近い部分にキャスターを使ってバッグを引っ張るための取っ手が付いています。他には、手提げ用のベルトがあり、2本をマジックテープでまとめられる構造ですが、このバッグに荷物を詰め込んだら、こんな手提げなんぞは意味がありません。まあ、空になった本品を運ぶためと考えた方がいいです。更に、肩掛けベルトもありますが、こいつもちょっと非現実的で、まあ、中に座布団でも詰めている場合のみ使える代物って感じですかね。

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次に、バッグの中ですが、底にはハードウェア類を纏めたり固定したりするためのベルトが2か所に付いています。確かに中でガチャガチャと動いちゃうのは問題ですが、このベルトが利便性を発揮しているかといえば、ちょっと疑問が残ります。実際に使う場合は、TAMAで売っている格安のハードウェアバッグ「HWB01」に小分けにして纏めた方がいいんじゃないかな。自分が使う場合は、小さめのコンテナに小物類を詰めて、残りのスタンド類をHWB01にまとめて入れています。そもそも、このバッグがパンパンになるほどスタンド類を詰め込むってのは、現実的には無理だと思います。重量的に、キャスターを使って引っ張る以外の運搬方法しか思いつかないし、このプラ製のキャスターも強度的に不安があります。底の部分の中央には左右全長に亘ってファスナーが付いており、これを開くと底板が現われますが、別に外す必要もない気がします。

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ポケット類ですが、最初の方の写真からも判るように、左右と中央のロゴの入っている部分がポケットになっており、まあ、ちょっとした小物類を入れるのに重宝します。ロゴの入ったポケットにはスティックケースが余裕で入る大きさです。
最後に、実際に使ってみた感想ですが、このバッグには想像している以上にたくさんの物を詰め込むことが可能だが、それを運搬するとなると大変、という感じでしょうか。正直、キャスターを使っての運搬しか出来ませんから。とにかく、ある程度の重量になると、左右の取っ手を持ってクルマへ積んだり降ろしたりするのがギリで(パンパンにしたらそれすら無理)、手提げベルトや肩掛けベルトで持ち運んだりすることは不可能です。そういった観点からすると、このバッグを使っての電車での移動はほぼ無理に近いでしょう。大は小を兼ねるというけれど、個人的にはWが70センチ、HとDが20センチくらいで、あとは全く同じ仕様なら、むちゃくちゃ便利だと思うんですよね。そうであれば、取っ手も手提げも肩掛けも使えるんじゃないかと思います。

小径シンバルのセッティングを極める!

小径シンバルは、1本のスタンドに複数枚をセットする事が可能だが、今回はそのセッティング方法を紹介したい。f:id:hisonus:20220402143237j:plain
今回使用するハードウェア類は全てTAMAのもので、これは性能的に他社より一歩抜きんでているからだ。メインで使用するのはダブルレッグのブームスタンド「HC43BWN」とクランプ「MC5」、更にクランプとブームを組み合わた「Cymbal Attachment MCA63EN」、これにロッドやアタッチメント等を組み合わせて使う。
では具体的なセッティング例を紹介して行こう。
まず、シンバルスタンドのブームアーム部分を引き出して、クランプをセットしたらアームを水平にセッティング。次に「MCA63EN」のアームを真逆方向に同じようにセッティングする。このアーム部分にクランプを追加すれば、1本に付き3枚程度まではセット可能だ。またカウベルやウッドブロックなら、もう少し追加することも出来る。f:id:hisonus:20220402141003j:plain
左側のアームはシンバルスタンドの物、右側のアームが「MCA63EN」。それぞれ「MC5」が2個取り付けてある。
MC5」の使用方法だが、ギアの付いた回転部分と、取り付け穴が90度変更できる部分、どちらを固定側(スタンドのロッド側)として使うのかというと、正直、どちらでも構わない。場所によってダメな場合もあるし上手く行く場合もあるので、そこは上手く行ったら正解ということ(笑) また、ウイングナットの付いている部分を上にするのか下にするのか、それとも斜めにするのかも同じ。例えば、写真にあるようにハットのアタッチメント「LHH」を使う場合、ウイングナットがボトムのシンバルに干渉してしまうので、この場合はナットが真下や斜めを向くようにセットする。また、写真のクランク型ロッドの様に高さを稼ぎたい場合は縦長方向に、写真のジャムタンバリンの様に、手前に距離を稼ぎたければ縦長にして手前方向に向ければよい。f:id:hisonus:20220402142152j:plainドラマーあるあるだが、セッティングに際して非常にシビアで几帳面な奴が多い。シンバルの高さや位置に対して数ミリ単位で調整しないと気が済まない😅

f:id:hisonus:20220402143255j:plainセッティング方法は無限大。頭を柔軟にして最適な位置を探し出せ!

最後に転倒についてだが、今回紹介したセッティングでは、アーム部がスタンドの真上にやじろべえの様にセットされているので、重量全体がそのまま真下にかかる。そのため、三脚の脚がどの方向に向いていても比較的安定する。もちろん、三脚のうちの一本が、奏者の真正面に来れば完璧だが、バスドラムを挟んだ場合距離が出るので、ほかの位置であっても構わない。ただし、全積載重量はかなりのものになるので、全く安全というわけではない。また、脱落にも十分注意して、あくまでも自己責任でセッティング、演奏して欲しい。転倒が心配な場合、タムホルダーにも応用できるので、そちらで実践して貰いたい。

 

今回使用したハードウェア(TAMA)とシンバル他。

Stage Master Boom Cymbal Stand HC43BWN
Compact Clamp MC5
Cymbal Attachment MCA63EN
Z-Rod for Splash Cymbal (Long) ZCYEL
Cowbell Attachment CBA5
L-Rod for Hi-hat Cymbal LHH
Cymbal Stacker CSA15

PAiSTe 2002 Splash 8"
PAiSTe 2002 Accent Cymbal 6"
PAiSTe Color Sound 900 Blue Splash 10"
PAiSTe PST X Swiss Splash 10"
PAiSTe PST X Splash Stack 10"/8"
MEINL Generation X 10" FILTER CHINA
MEINL Generation X 10" FX HAT
LP JAM TAMB LP1207-T

2022.06.13追記。

セッティング動画を公開しました。

youtu.be