お酒と料理

大原麗子がラベルの『麗の雫』(ウイスキー)を買ってみた

けど、飲んではいない(笑)。 一般的にウイスキーは、高級になるほどアルコール度数も高い傾向にある。700円を切るような安いウイスキーは、大抵が37度で、個人的には年間を通じてもあまり口にすることのないものだ。要するに、口にする前から、中身は大体…

ウイスキーに合うアルバム No.14 - ジュリアン・レノン 『フォトグラフ・スマイル』(1998)

インプット-アウトプットという言葉がある。優れたものを生み出すためには、優れたものを吸収する必要があるとう意味なんだが、僕等バンドマンは、プロ、アマに限らず、優れた音楽、或いはそれに付随するアート等の様々な事象を咀嚼・吸収して、新しい何かを…

グレーン・ウイスキー初体験。サントリー『知多』を飲む。

普段よく飲むウイスキーの種類は?と問われれば、恐らく多くの人がブレンデッド・ウイスキーか、バーボンと答えるだろう。更にウイスキー好きなら、これにシングル・モルトなんかが加わるはずだ。もちろん、ウイスキーはこれだけじゃなく、数多くの種類が存…

風邪をぶっとばせ!

普段の行いが非常によろしいので、年明け早々風邪を引いてしまい、まさに寝正月となってしまった。年越し用に買ったタラバやら鴨ローストやら大吟醸酒やらは、風邪のせいで味がよく判らない。おまけに、でっかい口内炎が出来てしまい、楽しく頂く事が出来な…

Jim Beam PREMIUM

2012年、サントリーがJACK DANIELSの輸入販売契約が終了すると同時にJim Beamとの契約を結び、入れ替わりにアサヒビールがJACK DANIELSの輸入販売元となった。もちろん、サントリーとしてはビーム社買収の為に関係を強化しておきたかったという背景がある。…

♪どじょっこだの「ふなっこ」だの

東船橋にある「ふなっこ」へと久々に足を運んだ。店名は「ふなっこ」だが、フナ料理ではなく、イワシ料理が専門だ。名前は多分、船橋生まれって意味だと思う。今回は中学時代の友人達と足を運んだのだが、なんと、店がJR東船橋駅の真ん前に移転していた。以…

ウイスキーに合うアルバム No.13 - リンゴ・スター 『リンゴ』(1973)

久々のこのシリーズ、前回は一体何時書いたのかな〜と思って調べてみたら2014年の1月。ありゃ〜、もう1年以上も前だったのか…。その時の記事はジョンの『心の壁、愛の橋』だったんだけど(こちら)、んじゃあ、今回は安易にリンゴにしてみようかなw リンゴ・…

お正月に何を聴く? 2015 (Part-2)

今年のテーマは原点回帰ということで、ビートルズの赤盤と青盤をチョイスしたのだが、実は赤盤は2枚のCDを合わせても、収録時間が60分ちょいしかない。従って、本来ならば1枚のCDにまとめて収める事も出来た。ただ、自分の様に死ぬほど聴きまくった人間がこ…

お正月に何を聴く? 2015 (Part-1)

明けましておめでとうございます!本年もよろしくお願いいたします。というわけで、恒例となりましたこのシリーズ。今年一発目に聴いた音楽をただただ書き綴るだけの内容でございます。今年のテーマは、ズバリ"原点回帰"!。要するに、一番最初に買った洋楽…

ローストビーフらしきものを作ってみる

スーパーの精肉コーナーで美味そうな牛モモブロックを発見! これで、タタキかローストビーフでも作ろうかな?クリスマスだし(ウソ)、 と思い立つ。例によって男の料理なので、細かい事は気にしない。そもそもタタキとローストビーフってどんな違いがある…

『LAPHROAIG SELECT CASK』 ラフロイグ・セレクトカスクを飲る

今夏、酒量販店などでちらほら見かける様になった『LAPHROAIG SELECT CASK』。サントリーの公式を見ると、プレス記事にてその詳細を知る事が出来る(こちら)。要するに、既存の樽から選びぬかれた原酒を更にヴァージン・アメリカン・オーク樽で後熟させたも…

アジを味わう

魚好きである。一週間のうち4日以上は食卓に上がるが、その中でも上位に入るのがこのアジだ。「鯵」は「味」がいいから「アジ」と言うのだそうだ(※以上、さかなクン調べ)。新鮮なものであれば、断然生で食すのが良い。大抵は、刺身、タタキ、そして酢〆。…

カナディアン・ウイスキー 『REVEL STOKE』

今年も予想通りの猛暑となった。というか、予想以前に猛暑となるのが当たり前というのが、今の日本の夏なんだな。もう、地球温暖化待った無し!という辺りまで事態は切迫してるのかもしれない。さて、環境問題を民間レベルにまでぐ〜〜っと落として考えて見…

新しいテイスティング・グラス

毎年、2月のバレンタインから5月の父の日辺りまでは、デパートなんかのギフトコーナーが賑わう時期である。洋酒メーカー各社もこの時期には様々なギフトセットに力を入れるようで、バレンタインやらホワイトやら(最近では、結ばれたカップルが4月14日に、お…

野郎向けかつおのたたきを作る!

今回は、オリジナル・レシピを使ったかつおのたたきを紹介するのだが、最初に断っておかなければならない事がある。この料理は薬味となる野菜をふんだんに使い、それをオリジナルのドレッシングにつけて頂くのだが、このドレッシングにはガーリックオイルが…

ウイスキーに合うアルバム No.12 - ジョン・レノン 『心の壁、愛の橋』(1974)

この企画にふさわしい1枚である。ジョンのファンであれば今更説明するまでもないが、このアルバム『心の壁、愛の橋』(John Lennon "Walls and Bridges" 1974)は、いわゆる"失われた週末"(The Lost Weekend)期に制作されたものである。"失われた〜"というのは…

ミスジをいただく

ある日の夕方、いつもの様に酒の当てを探しにスーパーをぶらついていたら、精肉コーナーで牛のミスジを発見! "ミスジ"とは聞きなれない部位かもしれないが、丁度肩甲骨の下の部分にあたる肉で、一頭からほんの僅かしか取れない貴重なものだが、それ程高価で…

うずらのたまごのピクルスを作ってみる

以前、テレビだかネットだか忘れたけれど、うずらのたまごのピクルスというものを目にして、是非一度挑戦してみようを思っていた。というのも、うずらのたまごは酒のつまみとしても味付けのものが売っているし、大きさも手頃で酒のつまみにはもってこいだか…

ウイスキーに合うアルバム No.11 - ボブ・マーリー・アンド・ウェイラーズ 『バビロン・バイ・バス』(1978)

今夏、ボブ・マーリー・アンド・ウェイラーズのアルバム『カヤ』(Bob Marley & The Wailers"Kaya"1978)のデラックス・エディションがリリースされた。個人的に初めて購入した彼らのアルバムだったので、非常に思い入れがあるし、実はCD未入手なので、普通に考…

鯛の昆布〆を作ろう

この世の中で一番好きな酒の肴を選べ、と訊かれれば、間違いなく"カラスミ(唐墨)"と答えるだろう。カラスミは鯔(ボラ)の卵だが、あのねっとりとした濃厚な味わいは、同じ魚卵の高級珍味であるキャビアですら、足元にも及ばないと思うのだ。ただ、難点を…

ウイスキーに合うアルバム No.10 - トーキング・ヘッズ 『リメイン・イン・ライト』(1980)

80年代のアルバムから最高の1枚を選べ、と言われたら、散々迷うだろうが、最終的にこの『リメイン・イン・ライト』(TALKING HEADS "Remain in Light" 1980)になる様な気がする。当時、彼等が来日した時のライブがFMで放送され、それをエア・チェック(なんか…

ウイスキーに合うアルバム No.09 - ジェフ・ベック 『ライヴ・ワイアー』(1977)

初っ端から結論を書いてしまうが、これはジェフ・ベックの頂点である。ビートルズのプロデューサーとして数々の作品を世に送り出して来た、ジョージ・マーティンを迎えて制作された『ブロウ・バイ・ブロウ』"BLOW BY BLOW"(1975)、『ワイアード』"WIRED"(1976…

ちっちゃい女王様お持ち帰り

ポイントシステムで一番有名なのはヤマダ電器だと思うんだが、自分が利用する店舗には書籍と食料品・日用雑貨のコーナーが併設されているので、定期購読している雑誌やらクルマで飲む缶コーヒー(もちろん特価品)なんかを買うだけで、勝手にポイントが貯ま…

サントリー『プレミアム角瓶』を飲んでみた!

先日、ニッカの『ブラックニッカ リッチブレンド』の記事(こちら)で、このウイスキーはサントリーが近々発売する『プレミアム角瓶』にぶつけて来た、云々と書き、サントリーの高級志向のハイボールVSニッカの正統派の飲み方の構図、みたいな事を書いたんだが…

『ブラックニッカ リッチブレンド』を飲んでみた!

NIKKAより新しいウイスキー『ブラックニッカ リッチブレンド』が発売されたので早速飲んでみた。名前からも判るように、ブラックニッカの直系であるが、問題なのはその位置付けである。小売価格は現在のところ、980〜1,380円と幅が広いので、価格からその位…

ノルカソルカ

スーパーの鮮魚コーナーをうろついていると、たまに珍しいものに遭遇したりする。まあ、鯨は見つけ次第、即捕獲。これ、当然ね。かつて、貧しかった時代の日本の食卓を支えた肉だぜ。昔は豚ですら高価で、牛なんて金持ちしか口に出来なかったんだから、全く…

ウイスキーに合うアルバム No.08 - カサンドラ・ウィルソン 『シルバー・ポニー』(2010)

以前このブログで、黒人アーティストによるレノン&マッカートニー作品のカヴァー・アルバム『Black American sings LENNON & McCARTONEY』を紹介した時に(こちら)、お馴染み、マゴノシーンから、オススメのビートルズ・カヴァーを何曲か教えてもらったの…

ニッカ『竹鶴12』で秋の夜長を愉しむでござるの巻

サントリーは『山崎』『白州』というシングルモルトの2大ブランドを擁するが、このニッカ『竹鶴12』に相当するピュアモルトのブランドが無かった(シングルモルトは同一蒸留所の原酒のみ、ピュアモルトは複数のモルトをヴァテッドしたものを指す。竹鶴は余…

北方謙三 文庫版『楊令伝』完結!

先日、高田郁の『みをつくし料理帖』がドラマ化された。当然ながら、物語は料理を中心に進んで行く。もちろん、盗賊なんかは出てこない(あっ、火付けは登場したけど)。それは、この原作が、あくまでも料理小説だからだ。池波正太郎の作品には、読んでいる…

『マリー・ボーン』 "Marry Born"

今年も猛暑となり、例の如くハイボールなんぞにお世話になってます。個人的には、シングルモルトの様な繊細なウイスキーをベースにしたカクテルにはちょっと抵抗があるので(もったいないと言うより、申し訳ない気分)、毎回安いブレンデッドを調達して作っ…