2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

今年のお布施『ナイアガラトライアングル vol.2 30th Edition』を聴く

毎年恒例となった、ナイアガラ関連のリイシュー盤発売。今年のブツは『ナイアガラトライアングル vol.2』の30周年記念盤。またか!の声も聞こえてきそうですが、まあ、ナイアガラーにとっては年に一度のお布施ですからwでは、さっそくその内容について。今…

ウイスキーに合うアルバム No.03 - ヴェルヴェット・アンダーグラウンド 『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド III』(1969)

ロックはドラッグやアルコールを抜きにして語る事は出来ないが、だからといって、当時(今も)、そういった文化が肯定されていたのかと言えばそうではない。イギリスでもアメリカでも、保守的な地域の方が遥かに多く、例えば、ビートルズがドラッグの発言をし…

Requiem for 3.11

あの未曾有の大災害、東日本大震災から今日で1年を迎えた。だが、被災地の復興は遅々として進まず、原発の今後も含め、問題は山積したままだ。それにしても、ここの所の不可解、いや、不快に思う事の多さよ。復興の為の第一歩であるはずの瓦礫の撤去、その受…

くらもちふさこ『花に染む』第3巻

月刊誌に連載されている作品は、当然、コミック化されるまでに時間が掛かるので、新刊の捕捉がついつい遅れがちになる。あれ〜、いつのまにか『花に染む』の最新刊が出ていたよ。彼女の作品は、かなりの注意力を払って読み解かないと、ストーリー展開に上手…

ウイスキーに合うアルバム No.02 - ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズ 『血と汗と涙』(1969)

プログレとは、何か説明の付かないバンドを押し込めるには持って来いのジャンルで、もしも、このバンドに「Spinning Wheel」という最大のヒット曲が無ければ、間違いなくプログレだったはずだ。ところが、この曲、あまりにもブラスが決まっていたのだ。故に…

ウイスキーに合うアルバム No.01 - エリック・クラプトン 『安息の地を求めて』(1975)

第1回目はエリック・クラプトンの『安息の地を求めて』 Eric Clapton"There's one in every crowd(1975)"だ。このアルバムに出会ったのは中二の頃だったと記憶している。クラスの音楽好きの間には、暗黙の掟みたいなものがあって、それは、誰かが持っているア…