「休肝日」も作らずに、毎日酒を飲み続けていると、さすがにあちこちガタが来る。別に決めているわけじゃあないが、年に2〜3度、何となく酒を抜きたい気分になる時期が訪れる。酒を断つのは何の苦でもない。むしろ、体がリセットされて行く状況を楽しむくらいの余裕すらある。酒呑みが酒を呑まなくなるとどうなるかというと、まず、食に対する欲求が急激に減退する。その結果がいわゆる「一汁一菜」の食事。とにかく、ただの葱の味噌汁(池波正太郎風に表現するなら「根深汁(ねぶかじる)」)と白米と、漬物だけの食事が、たいそう美味いのだ。まあ、完全にこれだけだとさすがに栄養が偏るので、乳製品、大豆製品、果物等は摂る。炭酸や糖分の多い飲み物は一切摂らず、コーヒー、紅茶も飲まない。飲むのは主にほうじ茶だw これを毎日、ざっと2週間ばかり続けるのだが、まるで「薄皮を剥ぐように」という表現がぴたりと当てはまるくらい、徐々に体調が良くなって行くのが実感できる。もうね、酒は要らないんじゃないかと思うほど(ウソw)。とりあえず、ゴールまであと4日ほど、暫くはこの実感を噛みしめていたい。