ソロモン・バークのコンサートへ行ってきた!

JB亡き後、ソウル界の頂点に君臨するソロモン・バーク(Solomon Burke)。御年70歳を迎えた今年、初来日公演を行うとの事で、バンド仲間に誘われて日比谷野音で行われた「JAPAN BLUSE & SOUK CARNIVAL 2010」へ行ってまいりました。
5月30日(日)、ご存知の通り朝からの曇天模様。しかも気温が低くて、時折パラッと小雨の降る天気。直前まで何を着ていくか迷いました。午後3時、待ち合わせ場所の野音正面門前に到着。周囲の年齢層がいきなり高い!その大半は50代とみた。しかも、その風貌が全員怪しげで異質ww 何か、異常な空間に迷い込んだという感じ。競演の“SHEENA & THE ROKKETS”“blues. the-butcher-590213”らがストレートかつ、オーソドックスなR&Bナンバーを中心に場を盛り上げる。そしていよいよキング・オブ・ソウル、ソロモン・バークを迎え、平均年齢の高いオーディエンスもヒートアップして総立ち。体が巨大すぎて立つ事が出来ないので、キング専用のド派手な椅子に座りながら歌う。だが、その歌声は70歳とは思えないほど伸びやかで、上半身だけは異常に身のこなしが軽やかww そういえば、ステージ上に大量に積み上げられた白いタオル。これ、何に使うのか謎だったのだけれど、数曲歌うごとに、隣にいるコーラス兼お世話係りの娘さんが、御大の禿げ頭の汗をこれでふきふきしてあげるのだw 他にも、ハットを飛ばしたり、サングラスを外したりするたびに、この娘さんが取りに行きます。それにしても、後半の一部分を除き、ほぼ休み無く全力で歌いあげたそのバイタリティには敬服。ステージも演出も(椅子以外は)地味ではあるが、それらに頼ることの無い極上のエンタテイメント。本当に素晴らしく、楽しいひと時でした。


席は中央付近の良ポジション。会場には御大と変わらぬ年齢と思われる御仁や御夫人の姿もお見かけしました。