DJANGOLOGY / DJANGO REINHARDT (ジャンゴ・ラインハルト)

以前ライブハウスでジャンゴ・ラインハルト(Django Reinhardt 1910-1953)のカバー・バンド--といってもアコギ2本とベースのユニット--を見かけた。彼らは、演奏の合間に非常に丁寧な解説を入れており、その名前程度しか知らなかった私にとっては、非常に有意義な時間だった。その時印象に残った楽曲は、フランス・ホット・クラブ五重奏団(Quintet of the Hot Club Of France)名義の「My Melancholy Baby」(カバー曲)。恐らく誰もが聞いたことがあるのではないかと思われる、郷愁を誘うアレンジ・ナンバーで、この楽団名と曲名だけはしっかりと記憶に刻み付けた。
ところが、諸事情からオーディオセットが使えない状況になり、全ての音楽CD購入を暫く控えていたのだが、そんな我慢が長く続くはずもなく、1枚、また1枚と買い始め、最近になってどうしてもジャンゴ・ラインハルトのCDが欲しくなり、ついにポチってしまったのだww 今回購入したこの『DJANGOLOGY』というアルバムは、1961年に発売されたオリジナルのそれではなく、ドイツのmembran社から発売されている10枚組のCDボックス・セットだ。価格は1,980円と破格で、箱の作りも割としっかりしている。難を言えば、中身のペーパー・スリーブが外箱と同じ写真を使った全部同じデザインで、日本盤では考えられないが内袋も無い。要するに、厚紙のスリーブに剥きだしのCD盤がそのまま入っている。しかもスリーブの寸法がギチギチで、CDを取り出すのが一苦労。買った後は、とりあえずCD-Rにコピーする作業を始めなければならないw でもまあ、こういった古い、というか、歴史的な音源は、音質云々に振り回されないので気が楽ではある。


上等のシングルモルトを嘗めながら極上の音楽を聴く。至高のひと時。