ニコニコ動画には"ニコニコ技術部"なるものがある。ニコ動上で様々な科学技術を駆使して、くだらないとも思える様なネタを作り続ける職人達を指し、これがそのまま検索タグ用の語句にもなっている（最近では実際に部としての活動もあるようです）。職人は大きく二種類に分けられる。ひとつは、きちんとした知識に裏打ちされた科学技術を応用して作り上げる本気派。もうひとつは、科学的知識も技術も無い人間が、発想の転換を基にして作り上げるネタ派である。前者は一般的に「才能の無駄使い」と揶揄される事も多いが、それはある意味褒め言葉と言っていい。後者はウケ狙いなので、特に賞賛される事も無く「くだらね〜」の一言で一蹴されるのであるｗ
ところで、技術部には自然的に発生したある共通の課題が存在する。それは”はちゅねミクにネギを振らせる”事である。ネタ派の職人は時計の秒針やメトロノームの振り子を使ったり、また或る者はブラインドの開閉を利用した原始的なアニメでそれを達成しようと試みるｗ 片や本気派はその才能と技術を余すところ無く投入、場合によっては誰もいなくなった職場や学校の高価なマシーンを勝手に使用したりｗ また或る者は、莫大な資金を投じてそれを達成しようとする。今、ニコニコ技術部でもっとも注目されているのがこの動画。基板設計からプログラム、果ては作詞作曲演奏までを一人でこなし、それを自らの手で撮影編集したもの。まさに才能と技術と金と時間の大いなる無駄使いである。もちろん、これは最大級の褒め言葉だ。
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