QFO

先日、量販店のチラシを眺めていると“QFO”という赤外線無線操縦のおもちゃが500円で投売りされていたので、早速買ってみたw 実は、以前からおもちゃ売り場などで見かけては気になっていたのだ。 このQFOは、ここのところ大ブームになっている、同じく赤外線無線操縦によるミニヘリコプターの人気に乗じて発売されたと思われる。もちろん、発売当時(約1年前)は4,000円前後の値段で売られていたのだが、やはり、ヘリの人気には適わなかったようだ。実機を取り出してみた第一印象は“ちゃちい”のひと言w 本体というか、ボディは発泡スチロールの板で、中心にLi-ion充電池とモーター、プロペラが組み込まれている。実際に動かすためには、まずアルカリ乾電池6本を用意して、ここからLi-ion電池へと充電しなければならない。時間は約30〜40分といったところ。しかし、問題なのは実際に飛ばせる時間。これがどう頑張っても10分程度しか飛ばせない。肝心の操縦だが、これは上下方向にしかコントロール出来ないので、こいつが何処へ飛んで行くかは全くの気まぐれと言っていい。しかし、実際に飛ばしてみると、これが意外と面白いw ふわりと言うよりは、急上昇といったかんじで浮上する(というかそうしないと浮上できない)。これが何とも不思議な感覚にとらわれる。浮遊状態が長く続くとそれなりに興奮するが、大抵はすぐにバランスを失って墜落してしまう。
ところで、このLi-ion式充電池だが、実は100回程度の充電にしか耐えられない。そして、この電池は交換が不可能である。つまり、100回遊んだらもう終わり…これは酷い!と思ったら、この充電池を使っているミニヘリも全部同じ仕組み。特にヘリの場合、それなりに重量があるので、飛ばせる時間はほんの数分しかなく、操縦を習得するまでに充電池の寿命が尽きて、遊べなくなってしまう事も多々有るらしい。しかし、これだけのブームで、100回と持たずに本体がゴミと化すとは、なんと贅沢な、いや、なんと反エコなおもちゃなんだろう…。充電池の性能がこんなんじゃ、電気自動車が普及するなんてのは、遥か先の話なんじゃないだろうかと思ってしまうのは杞憂か? それにしてももったいない。


最初にコントローラー側から充電する。プロペラだけでなく本体も回転するので、残像効果でシルエットがアダムスキー型の円盤に見えるのだ。(CD盤は比較のため)