2Tや3T

最近、HDDの大容量化が進んでいる。アクセススピードで追いつくことの出来ないSSDにOSのインストール先を譲り、HDDは主にデータ置き場、といった役割分担が明確化してきた。現在の主流は2TBであるが、3TBのものも価格が下がってきており、最近では1万円を切る値段となっている。この容量は以前なら考えられない程の大きさであるが、最近ではすっかりと慣れてしまって、とりわけ物凄い容量だなあと思わなくなって来ている自分が怖い。この2Tや3Tという大容量、一体何に使うのだと思われる方もいらっしゃると思うが、例えば、BD(ブルーレイディスク)なら1層で25GBの容量なので、撮影したHD動画をBD向けにオーサリングすれば、作業中の予備データやイメージファイルなどで100GBなんてすぐに埋まってしまうのである。
しかし、万が一これらのデータを消失した場合の絶望感といったら、計り知れないものがあるだろう。そこで、このブログでも何度も叫んでいるが(これは自戒の念を込めてという意味でだがw)、やはり完全なるバックアップを行うしか他に方法はない。そこでもう1台、2Tや3TのHDDを買って来るのだが、しかし、このバックアップしたHDDをケースに積んだままにしておくのは非エコ的であるし、HDDの寿命を縮める原因ともなるので、これは必要時以外ははずしておいたほうが懸命だ(ただし、数ヶ月に亘って無通電状態にしておくのは逆に危険!)。現在のメインマシンに使用しているケースには、予めリムーバブル専用のスペースがあるので、これを使ってデータのバックアップ行い、その後は取り外しておくことが出来るので、非常に重宝している。ただし、HDDの電源とS-ATAのコネクタは、頻繁な抜き差しを想定して設計されていないので、取り扱いには細心の注意が必要だ。


以前の記事でも紹介した、ケース付属のリームーバブル専用スペース。ガチャコンと差し込めば、即使用可能だ。