先日このブログで紹介した、ジョージのアップル時代のBOX-SET 、"ジョージ・ハリスン 『アップル・イヤーズ 1968-75』" がようやく到着したので、今回はそのレポート。
まずはBOXの作りだが、結構な厚みのボール紙で作られており、BOXに描かれた屋根を上面と捉えるなら、ジョージの顔が印刷されている面が正面となり、これがCDを出し入れする蓋となっている。蓋にはべろ(リボン)が付いており、これを引っ張ると中に収納されているCDが現れる。蓋はそのままBOX上部に収納できる仕組みだ。上面の屋根のイラストは角度によっては立体っぽく見えなくもない。
さて、中身の方だが、今回はアップル時代のオリジナル・アルバム6組と未発表映像集のDVD1枚となる。ジャケットの詳細は発売前まで知らされておらず、きちんとした紙ジャケではなくデジパック仕様だとか、ビートルズ090909リマスターと同じ様な3面開きのペラジャケ(薄いボール紙を折って貼り合わせただけのジャケット)との情報もあったが、いざ蓋を開けてみれば、オリジナルと同じ作りではないものの、上質のボール紙で作られた紙ジャケで、まずまずの出来。
ジャケットは全て2面開き(CD2枚組となる『オール・シングス・マスト・パス』は3面開き)で、両面とも出し入れ口があり、片方には、これまた丁寧な作りのブックレット、もう片方には、CD用帯電防止袋+アルバム毎に違った作りの紙袋に収められたCDが収納されている。オリジナルに忠実という訳ではないが、これだけ丁寧な作りであれば、全く持って文句は無い。今回購入したのは国内盤(海外生産国内向け仕様)で、CD盤はSHM-CD仕様で、日本オリジナルの解説書が付属(ブックレットの内容と歌詞の対訳付き)。『オール・シングス〜』にはオリジナルLPに付属していたポスターの縮刷版が付属し、この裏に歌詞が印刷されている。また『ジョージ・ハリスン帝国』はジャケットの表面がイボイボ(いわゆるエンボス仕様。当時、LP未入手だったのではっきりとした記憶はないが、日本盤は非エンボスだった気がする)だが、タイトル文字の部分が切り抜かれていないのは残念だ。
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見た事のない人も多いと思うので、『電子音楽の世界』の"Zapple"レーベル。
こちらは『〜帝国』のエンボス仕様のジャケ。アップルのイラストは芯だけになっている。
ブックレットの中身は、録音時の様子など未発表写真が満載で、見ているだけでも楽しい。SHM-CD仕様は正直、音質的にどこまで有利か判らないが、輸入盤では手に入らない国内向け仕様という事で、それだけでも貴重な存在だと思う(最近、この手の商売が流行ってるけどw)。
こちらは付属DVDの、ジャケットと一体化仕様のブックレット。背表紙付きの製本で、DVDは裏表紙内側の切り込み内に収納されている。全て光沢のある上質紙に印刷されている。写真は『電子音楽の世界』で使用されたムーグのユニットを前に会話するジョージとジョージ・マーティン(手前)。『アビィ・ロード』へのシンセ導入の大きな切欠となった。
- アーティスト: ジョージ・ハリスン,レモ・フォー,アルヴィン・リー,ロン・ウッド,コリン・マンリー,フェリス・ブライアント,トニー・アシュトン,ボブ・ディラン,ブードロー・ブライアント
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2014/10/15
- メディア: CD
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