Socket939 新たなる第一歩 (その3)

せっかく組みあがり、OSも問題なく起動したNEWサブ機。Socket939のAthron64x2は特に発熱が高いわけではないが(但し、チップセットのnForce4やRadeon Xpressは爆熱だった)、現行CPUに比べればかなりの高温となるのである程度の注意は必要だ。そんなわけで、CPU温度を監視ソフトでモニタしていたのだが、アイドル状態にも拘わらず37度〜と、心持ち温度が高めだ。試験的にHD動画等を再生してみると更に温度が急上昇50度近くまで跳ね上がる。?と思い、ケースの側板を開けてみると、なんとなくCPUファンの挙動がおかしい。これはグリス切れを起こしているかもしれないので、グリスアップするかな、などと考えているうちに、あれよあれよという間に事態は悪化。ファンが止まったり動いたりを繰り返す様になって、そのうちウンともスンとも言わなくなってしまった。すぐに電源を落として(本当はやってはいけないが)ファンを手で回してみると、何かが引っ掛かっている様で上手く回らない。普通なら即交換だが、今回のテーマは、一応金を掛けずにどこまで組めるか、という事だから、グリスアップを施すことに決定!
というわけで、今回はCPUファンのオーバーホールと相成りました。実は、グリスアップを施した事は何度かあるので、そう難しいことではない。ただ、今回のファンは超薄型で、いささか作業がし難しかったし、途中、思わぬ事実が判明して廃棄しようか迷ったが、どうにかこうにか作業は終了した。当面はPCケースの側板は解放したままで、目視で監視を行うが、まあ、数日稼動させて問題なければ、一応全ての作業は終了となり、Socket939は今度こそ本当に新たな第一歩を踏出す事となる。


ScytheのSHURIKEN(手裏剣)。約1cm厚の超薄型ファンは2本の針金状のクリップで固定されている。クリップの先端はファンの角にある穴に引っ掛けてあるので、その一箇所を上に引っ張ってやると簡単に取れる。


ファンを外した状態のクーラーのフィン。埃はエアダスターや掃除機でも完全に取り除くのは難しい。


問題のファン。こちらは裏側=風が抜ける側。CPUファンの殆どはPWM(回転制御)仕様となっている。


シールを剥がすと、中心の透明キャップにグリスの滲みの跡が見られる。長年の使用で徐々に揮発して行くのだろう。キャップの中に見える白い樹脂がCリング。


Cリングの下に金属ワッシャー、その下にOリングが嵌めてあるのだが、なんと、ワッシャーが粉々に破損していた!グリスが切れた為、薄い金属性のワッシャーは耐え切れなかったのかもしれない。写真に写っているのは、Oリングだが、磨耗したワッシャーの鉄粉で黒く汚れている。


左から、キャップ、Cリング、破損したワッシャー、新しく用意したワッシャー、Oリングとなる。新しいワッシャーは、PCパーツの余りものだが、サイズ的にぴったりだったので代用する事にした…って、大丈夫か?ww


ファンを引き抜いた状態。軸のこちら側にもOリングが嵌めてある。


いよいよグリスアップ。パーツを掃除したら、ファン軸にグリスを着けて本体に差し込む。本体側に、グリス、パーツ、グリス…と交互に組み立てて、最終的にグリスで埋めてしまう。


キャップを嵌めたら、はみ出たグリスを拭き取り、パーツクリーナーで完全に油分を除去する。最後にテフロンテープで塞いで密閉状態にする。更に、元貼ってあったシールを貼り付けて終了。


いよいよPCのスイッチをオン! うぉおおおー!凄い! 音も無く回っている! 完璧!


完全復活を遂げたSocket939サブ機。あと5年行けるかな?ww


Socket939 新たなる第一歩、これにて完。