コーン・ウイスキーを飲んでみた! PLATTE VALLEY (プラット・バレー)

ウイスキーといっても様々な種類が存在しますが、実はこのコーン・ウイスキーというものは飲んだことがなかったので、ここは後学のためにと思い購入してみました。といっても価格は1,000円前後と安価なのですが、味の方が全く想像つきません。そもそもコーン・ウイスキーとはなんぞ? という事で調べてみました…「原料に80%以上のコーンを含むマッシュで作られるもの」。マッシュとは穀物原料のことなので、まあ、80%以上のトウモロコシで作ればおk、という事らしいんですが、熟成させる場合は焦がしのないオーク樽を使い、熟成期間は6ヶ月とのこと。え〜っ、6ヶ月って短いなあww しかし、ここまで調べても味の方はトント想像し難い。というわけで、早速飲んでみよう!
まず、色。これはどう見てもトウモロコシの色、というか、サラダオイル。しかも、コーン油100%のやつww グラスに鼻を突っ込むと、甘い香りが漂う。この辺りはやはりバーボンに近い。ひと口含むと、かなりまろやかで多少とろみがあり、甘く、果実のような味わい。もちろん、スモーキー・フレーバーが全く無いので、印象はバーボンとは大きく異なる。後味は意外とさらっとした感じだ。しかし、何だろう…この、最後鼻に抜けていく感じが、どうしようもなくトウモロコシ…いや、コーン油ww 味覚はさらっとしているのに、オイリーな香りが鼻腔に少しまとわり付く。さらに、焦がしの無いオーク材の香りが効いている。個人的な話で申し訳ないが、自分がドラムを叩くときに使っているスティックは、主にオークを使用している。スティックは使用しているうちにささくれ立って行き、ボロボロと破片が飛び散り出す。故に、このオークの匂いには長いことお世話になっているのだ。だから、非常に慣れ親しんだ香りでもある。しかし、バーボン的な何かを期待すると失敗するかもしれないし、ダメな人には全く受け入れられないといった気がする。やはり、これは、コーン・ウィスキーなのだ。


PLATTE VALLEY。製造は香辛料で有名なマコーミック社。表記を見ると「3 YEARS OLD」とあり、他のコーン・ウイスキーと違い、ゆっくりと熟成されているようだ。