カナディアン・ウイスキー 『REVEL STOKE』

今年も予想通りの猛暑となった。というか、予想以前に猛暑となるのが当たり前というのが、今の日本の夏なんだな。もう、地球温暖化待った無し!という辺りまで事態は切迫してるのかもしれない。
さて、環境問題を民間レベルにまでぐ〜〜っと落として考えて見ると、いかに省エネで涼しく過ごすか?というのが一番の課題となるわけです。まあ、酒呑みの場合は、夏の夜を涼しく過ごすための材料として、キンキンに冷えたビールだとかハイボールが登場してくるわけですが、どう考えてもこじつけに過ぎないのであります。
さて、そんなこじつけの材料を探しに酒量販店を徘徊していると、見かけぬウイスキーを発見! 「REVEL STOKE」。REVELってのはそもそも「酒盛り」という意味があって、STOKEは「燃料補給」かな? なら、大体そんな感じの名前だろうw さて、ボトルネックに掛った宣伝用の能書きを読んで見ると、"カナディアン・ウイスキー"と明記してある。しかし、原産国はアメリカだ。?と思い、カナディアン・ウイスキーの定義を調べて見ると、どうやらそれを名乗るには、カナダ国内で熟成が行わなければならないらしい。という事は、熟成までがカナダ、ボトリングがアメリカ、という事なのだろう。
さて、味の方は如何に? 価格は980円だったから、最初からハイボール用に買ったのだが、もちろん、最初の一杯はストレートで頂く。例によって、テイスティング・グラスに少量を注ぎ、鼻を突っ込む。カナディアンという先入観からか、この甘い香りがどうしてもメイプルシロップに思えてしまう。そして、ナッツ。味の方はピリピリ感が無く苦味や渋みも少ない。オイリーな感じは無く、さらっと滑らかな感じ。後、メイプル系の甘さがほんのり残る。全体的にはちょいと甘すぎる感があるが、この価格にしては上出来。さて、いつもはティースプーンで徐々に加水して、トワイスアップまで持って行くのだが、今回は暑すぎて、いきなりハイボールにしてみたw しかし、いきなりの腰くだけ。でも、これは仕方ない。そういう価格なんだから。高級な部類となると、この腰くだけ感も無く、そのウイスキー本来の持つ美味しさが損なわれる事は無いのだ。さて、このアメリカ産カナディアン・ウイスキー、価格相応ではあるが、結構いい線行ってるんじゃないかな? 今度はロックや水割りでも試してみたい。