OAK MASTER (メルシャン) 終売へ

『OAK MASTER(オークマスター)』が終売になる。また、下位にあたる最低価格のブランド『オーシャン・ラッキー』と、最高級ブランドの『軽井沢』(モルト)も終売となり、これにより、メルシャンのウィスキーは市場から完全に姿を消す事となった。
オークマスターは実売価格700円程度のいわゆる安ウイスキーの類だが、値段以上のものを感じるさせる味わいだった。ラベルに「樽薫る辛口ウイスキー」と謳っているだけあって、確かにオークの香りは一人前。値段が値段だけにアルコール度数は37度で容量は660mlとちょいと少なめ。繊細な香りやコクの様なものを期待するわけには行かないが、それでもこの価格帯では上等の出来。旧トリスと同じく何故か半年に1回くらいは飲みたくなる1本だった。


軽井沢蒸留所は事実上閉鎖となっていたため、実際には売り切りか、或いは販売停止というのが正しいだろう。サントリーハイボール体制に向けて原酒を確保するため、いくつかのブランドを終売にしたのとは全く事情が違う。