ぶらり途中下車、下町への旅 その弐

前回よりつづき。
池波正太郎記念文庫を後にし、言問通り隅田川方面へと往く。途中、浅草寺の裏手から入って、仲見世通りを抜け、吾妻橋に出ようという算段。浅草寺裏への入り口付近に聳え立つのが、常盤堂かみなりおこし本舗のビル、その名も"雷5656会館"(かみなりごろごろかいかん)だ! どうやらここは、観光バスで訪れた人達の休憩所の様な場所らしい。この手の意匠は多々あれど、やはり外国人観光客にとっては物凄いインパクトのある建築物として目に映るのか、多くの外国人の方々がカメラに納めていた。


意匠もさることながら、ネーミングが素晴らしい5656会館。

さて、このまま浅草寺の裏手へと向かうと、本堂の裏にずらりと並ぶハトバスと、その後方に見えるスカイツリーとの、絶妙な組み合わせの構図が目に飛び込んで来る。



思えば浅草寺に来たのは久しぶりだ。距離的に、何時で行ける観光名所というのは、ほとんど行く事がない。東京タワーなんぞは、かつて、レコード、CD廃盤セールで、毎年の様に訪れていたのに、タワーそのものには中学生の時以来、一度も足を踏み入れてはいないものw


本堂裏手に在る、『暫』で見得を切る九代目市川團十郎銅像

さて、人の波に逆らう様に、仲見世通りを入り口方向へと向かう。比率としては、おのぼりさん:4、外国人観光客:3、カップル:3、といった割合で、一人旅の私は極めて異質な存在であるw 途中、お土産に人形焼を買う。やっとの事で、入り口となる雷門へと到着。次はいよいよ東京スカイツリーへと向かう。




そういえば、この雷門の大きな提灯の下部にある"松下電器"の文字(広告)だが、社名が"Panasonic"に変更されたため、今では滅多にお目にかかる事は出来ない貴重な表記だ。


雷門交番のローマ字表記"KAMINARIMON KOBAN"もインパクトがあるが、


通りを挟んだ斜向かいに聳え立つ"浅草文化観光センター"もかなりのインパクトだ!

(この項、つづく。)