ぶらり途中下車、下町への旅 その参

前回よりつづき。
さて、いよいよ最終目的地、東京スカイツリーへ。まずは雷門を抜け吾妻橋へと向かうが、その途中、"神谷バー"へ向かうのを忘れちゃいけない。お目当てはもちろん"電気ブラン"。アルコール30度のものは頂いた事があるが、今回はオールドタイプで40度(かつての45度近くあったと言われる、オリジナルのブレンドを模したもので、2009年に発売)の小瓶を購入。売店の綺麗なお姉さんが、「よく冷やしてからお飲みください」と一言。しかし、店お勧めの通りに40度をストレートで、或いはビールをチェイサーにして飲んだら、電気で痺れるどころじゃ済まない気がするんだが…。


40°の電気ブラン。350mlで630円也。

神谷バーの入るビル。吾妻橋方向から。


吾妻橋付近は人でごった返していた。この付近が、水上バスの入り口であったり、また、スカイツリーが例のアサヒビール社屋と墨田区役所越しに見えるという、絶好のロケーションである為だ。写真を撮っていると、高校生くらいのカップルが、シャッターお願いしますと言ってきた。顔ではニコニコ笑ってOKしたが、正直、羨ましすぎるぞ、お前ら!



カップルにお礼を言われ、吾妻橋を渡って行く。そこから先はもう、ぐんぐんとスカイツリーが迫ってくるという印象だ。しばらく進んで行くと公園があって、そこには自身の姿とスカイツリーの全景を一緒にカメラに収める事の出来る、巨大な凸面鏡がある。そこは長蛇の列で、一瞬並ぼうかと思ったが、ひとりで並んでる奴なんざぁ、ひとりもいない、って当たり前かw 瞬時に諦めて、更にツリーへと向かう。


さすがにこの距離になると全景が収まりきらない。

隅田川側の入り口の手前には、水族館があるが、もう夕方だというのに物凄い人だ。ツリーの近くまで行くと、そのあまりの高さと壮大さに圧倒される。というか、散々上ばかり見て歩いてきたので、首が痛いw 正面入り口の方へ目を向けると、こちらは更に凄い人だ。まあ、行った所で昇る事は出来ないので、この辺りで、帰路につく事に。帰りは押上(京成線)から。乗車してからものの数分で、遠くの方に小さくなったツリーが見える。江戸川に映る夕日が眩しいが、目を開けていられないのは、きっと疲れていたからなんだろう。(この項、終わり)