腕時計の電池を交換してみた。

最近じゃあ腕時計をしない人が増えたようで、その理由はケータイを持ち歩くようになったからだとか。しかし、腕時計と違って、時刻を確認する度にポケットやバッグから取り出さなくてはならないというのは甚だ不便だと思うし、片手が何かでふさがっていればその作業はもっと面倒くさい。というわけで、個人的には断然腕時計派だ。ただ、この腕時計、電池式の場合、おおよそ2年弱で電池交換しなければならず、更に、自分の使用している時計は皮バンドなので、そちらも同じくらいの期間で交換の必要がある。もっとも、料金は電池料金込みで約千円程度、なかには500円で交換、なんてところもあるくらいだから、何の問題もなかった…今までは。
この電池交換、いつもは近所のホームセンターを利用するのだが、最近になってどのホムセンでもメーカー預かりによる交換となってしまった。理由はよくわからんが、なんとなく変な圧力のようなものを感じたりもする。もっとも最近じゃ、時計のガワにサビが浮いてしまい、それを理由に交換を拒否されたりしていたので、これを機に自力で電池交換を思い立った。大体、100円ショップでも腕時計用電池交換工具なるものが売っているくらいだから(ただし200円)、それほど難しいものじゃないんだろうと踏んだ。

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ではさっそくトライしてみる。まず必要な道具。何はなくとも電池交換工具。あとは電池交換に使う非金属製のピンセット。プラや木とか竹製ね。本来なら時計本体を固定する専用台みたいのがあればもっといいはず。ふたを外すためのスリットは、肉眼ではなかなか見つけにくいので、拡大鏡を使うといいだろう(それでも判らないくらい)。予備知識では、大抵3時の位置か10時の位置にあるらしい。自分の腕時計はカシオ製で、スリットは10時の位置にあった。そこへ交換工具の先端を差し込んでこじるのだが、このダイソーの工具、持ち手の部分の材質がプラ製で非常に滑りやすい。どうにも上手く力が入らないので、薄手のゴム手袋を使う事にした。差し込んでコジコジする間もなく…感覚的にはコジッ、くらいでふたがパカッと外れた。ふたの内側には生活防水用のゴムリングが嵌めこんであり、こちらもちょいと劣化していたが、個人で単体購入は難しそうなので、見なかった事にしたw さて、電池交換だが、電池ホルダーの隙間にプラ製のピンセットの先端を差し込んでやるとすぐに外れたが、精密ドライバーの先端でも行けるだろう。次に電池を装着するのだが、薄手のゴム手袋をしているので指でもいけそうだが、なにしろ小さいので、自分の場合はプラ製のピンセットを使って嵌め込んだ。最後に時計のふたを嵌めるのだが、竜頭の位置を確認したら指で均等に力がかかるようにして嵌める。固い作業台に時計のガラス面が直接当たるのでタオル等での保護が必要だ。ふたの浮き等がないかを確認したら終了。時間的にはものの数分で終わる。


サビが浮いてメッキが所々剥げて酷い状態だが、材質自体はかなり頑丈。
ふたの左にあるスリットが竜頭の位置になる。


というわけで、交換はあっさりと終了。まあ、ゴムリングの交換は出来なかったが、メーカー預かりならきっとそれなりの代金がかかるだろう。もちろん、自力での交換は自己責任だが、よほどのことがない限り失敗はしないと思われる。


完全復活! 安モノだが、何物にも替え難い。