Socket 939 Athlon64X2 4400+換装(その3)

最小構成による起動。今回の場合、CPUクーラー及びGPUクーラーは目視で確認できる他、M/Bやメモリといったパーツは問題なく使えていたものなので、実質的にはCPUのみの検証という事になる。自作erにとって、一番ドキドキ、ハラハラする瞬間といえば、BISOのアップデートと、この最小構成による起動実験だろう。電源スイッチを入れ、無事に起動したときのあの感激と言ったら!
さて、いよいよ実験に入る。パーツ一式を組み込んだら、電源、キーボード、ディスプレイを繋ぐ。最近は検証のための簡易スイッチというものがあって、以前の様にドライバーでピンをショートさせて起動、なんて原始的な事をしなくてもいい。


最小構成(新規であればメモリは1枚挿しにする)。この写真で見ると、ヒートシンクと取り付け金具のレバーがギリギリなのがよく判る。更に、突き出た3本のヒートパイプのせいで、1枚目のメモリが外せない!

さて、いよいよ運命の瞬間だ!電源投入!
「ぶーん…」「あれっ?」
もう一回…「ぶーん」、ちょっwww
電源とファンが一瞬回るだけで起動しない。しかし、慌てる事はない。これはよくある話、ちょっとしたミスだな…とりあえず確認。問題は…ない。えーと、もう一回バラしまーす。どうでもいいけど、チップセットヒートシンク、また外さなきゃならない。こりゃ大変だ。ソケットからCPUを外す前に、一応向きが間違えていない事を確認。外したら、ピンの折れや曲がりがないかを目視で確認する。んー、曲がってはいない、いないが、ライトの下で並びをよく見てみると、全体が綺麗に反射しない。つまり、所々、ピンが微妙に曲がっている様だ。もちろん、これが原因と判断する事は出来ない。とりあえず、一度4200+に戻して、起動実験をしてみる。やはり、こちらは問題なく起動する。こうなると、4400+自体の故障か、相性という事になるが、今回の場合、相性というのは非常に考え難いだろう。とりあえず、ダメ元で4400+をもう一度着けてみる。
「ぶーん」。はいはい判りました。これって、普段の行いが悪いって事ですか?あーそうですか。



朝陽がうすっらと射し込んだこの部屋で、ひとり呆然と立ち尽くす…。
どーする、俺! どーなる、俺!
(つづく)