メイン機のメモリを増設

松の内が明けてすぐに、高熱を出して寝込んでしまったのだが、このままじゃあ年明け早々縁起が悪いw 昔から厄払いには何か大きな事を起こしたり、大きな買い物をしたりすると良いと言われていますが、こちとら、そんな勇気も金も無い小市民。出来る事と言ったら、まあ、メモリの増設(換装)くらいのものかなあ。と、無理矢理話をこじつけたところで、早速行ってみましょう!

メモリは、今が底値だ、今が底値だ、といわれ続けてもう1年くらい経ちますが、要するに底が見えない状態で、これはタイの洪水でHDDの供給がストップしてしまった事によって、PCの生産が滞ってしまった事もひとつの大きな要因となっている様です。現メイン機(参號機)に最初に装着したメモリはDDR3(PC10600)2GB*4枚で合計8GB。価格は2枚セットで7,470円、合計で14,940円だった。2010年10月当時は、これでもかなり安い価格で、いい時代になったものだ、などと喜んでいたのだが、現在の価格はこんなもんじゃない! (同規格)4GB*2枚セット=8GBで、なんと2,797円!! 単純に比較は出来ないが、容量換算で1/5程度の価格!! この事態はさすがにちょっと異常。最近じゃ、安いCPUとの組み合わせで、2万あればそこそこの性能の自作機が組めるのだから驚きだ。

今回用意したブツはSiliconPower社製で、メモリ・チップ自体にも同社の刻印がある。

ところで、参號機はこれといった不具合も無く、おかげで、ケースを開けて中を弄くる機会がすっかり無くなってしまった。そんなわけで、掃除等を除けば、実に久々の作業となる。とりあえずは、お約束通り、その掃除作業から。すっかり綿埃を被ってしまったCPUクーラーとVGAクーラー。ダスターで生ガスが出ない様に、慎重に埃を吹き飛ばす。掃除機は静電気が危険なので、直接は使わず、舞い上がった埃を空中で吸い取るような使い方をする。冬場の作業は、とにかく静電気が一番怖いので、常に放電を心掛けなくてはならない。良く言われるのが「自作PCの作業は全裸が基本」。勿論冗談だが、夏場はそれでもいい。ただし、通電中の基盤にポタリと汗が落ちたりすると、これまた危険なわけだw

埃まみれのクーラー。以前にも全く同じ様な写真を載せた記憶が…

一通り掃除が済んだら、次はメモリの換装に取り掛かる。今回は2GBのモジュール2枚を4GBのものに交換する。デュアル・チャネルを有効にするには、このM/Bの場合、SLOT1、SLOT2か、SLOT3、SLOT4にそれぞれを挿す。どちらでも構わないのだが、今回はSLOT1、SLOT2を選択。指先に全体重を掛けてフックを外側へ押し込むと、パカン、と外れる。逆に装着するにはメモリの上部を指で押さえて、全体重を掛ける。ガリガリ、っと嫌な音がするが構わず押し込む。初心者にとって、これはかなり勇気のいる作業で、自分も初めての時はかなりびびったものだ。まあ、作業はこんなものなので、別にブログで取り上げるようなものじゃないw

奥の2スロットを換装。チップを比較するとひとまわり小さいのが判る。これで合計12GBとなった。

換装が終わったら、一度通電してOS起動。システムからメモリを確認。更に、Memtest86をドライブに入れてリブート。検証には1パス数時間掛かるので、一晩で大体3周程度回せる。時間が無ければ1周でも十分だ。

部屋が狭すぎて仮組が出来ず、廊下に退避してのメモリ検証。一晩放置したがエラーは吐かず、作業は無事終了した。