Panasonicのブルーレイディスクレコーダー「DIGA」DMR-BWT520を買った!

久しぶりに録画機を購入。HDD&ブルーレイ(以下BD)である。かつて、ビデオテープという記録メディアは、普通に操作しているにもかかわらず、パーツの劣化に起因するやテープの破損や破断、また、画質の経年劣化といった呪縛から逃れることが出来ず、自分にとっては、メカがどんなに進化しようとも、常に出来損ないの記録メディアでしかなかった。DVDが主流の時代になった時には、その興味が放送というマスメディアから、ネットへと完全に移行してしまっていて、DVD録画機の購入には、全く食指が動かされなかった。また、ビデオカメラで記録したものは、編集からDVDの焼き込みまで、全てPCで行うことが可能であったので、何の問題も生じなかったのである。しかし、現段階で、録画機の購入を躊躇う理由は、もう何も無いと考える。TVは地デジ化し、BDも軌道に乗り、DVDを凌駕するのは時間の問題であると思われるからだ。そして何よりもデジタルtoデジタルであるのだ!
さて、本題の"DMR-BWT520"である。個人的にはSONY党なので、Panasonicを買ったのには、当然それなりの理由がある。それは、SDカードが使用できるという事。このブログでも紹介したが、現在使用しているHDビデオカメラの記録メディアが、SDカードなのだ。つまり、SDカードを本機に挿せば、HDDやBD、DVDにダビングしたり、TVで観たりすることが可能であるのだ。まあ、主な理由はそれだけだ。他機種との価格差的なものはあまり考えなかったが、販売価格自体は、通販で安いところを探して購入。送料、代引き手数料込みで、¥38,550円也(実は、もう少し安いところもあったのだが、欠品状態で購入できなかった)。


本体と付属品一式。映像・音声の接続コードが、旧来のピンコード(RCAケーブル)で、HDMIでないのには納得が行かない。

肝心の画質だが、デジタルであるので、"放送画質"(DR)を選択すれば、理論上劣化のない画質でそのまま録画保存が可能である。それ以外の、いわゆる"ハイビジョン画質"では、録画倍率によって大きく差が出る。ある程度の画質を望むのなら5倍以上、ただ観るだけで、すぐに消してしまうのであれば、15倍。そう決めてしまえば、どうでもいいというのが本音だ。このあたりの心理的な割り切りは、やはりデジタルで劣化なしの保存が出来るという、切り札を持っている事に起因するのだが、それじゃレポートにならんw まあ、正直言えば、15倍はエッジも汚く、色はブロック状に潰れたりして、観ていてあきらかに汚いといういう印象である。他のメーカーの比較レポート等も見たが、やはり、それぞれに得手不得手が存在しているので、一概にどこのメーカーがよいとは言えない。
ところで、多くのBDレコーダー及びプレイヤーにはアップコンバーター(通称:アプコン)という機能が備わっている。アプコンとは、旧画質であるDVD、要するに今となっては汚くて観るに耐えない画像を、現在の高画質と同等の信号に伸張して出力する機能で、引き伸ばした画面の見栄えを良くする事が可能だ。輪郭のギザなどはかなり軽減されるので、見た目が高画質になった様な印象を受けるのである。これにより、せっかくの思いで蒐集したDVDコレクションも、多少は延命できると思われる。


裏面の外部入出力端子群。ピンコードはビデオデッキと直結し、ダビングが可能に。右端はLANケーブルで、ネットに接続すればYouTube等の視聴も可能だ。

さて、先日、フジテレビの深夜枠で、「THE ROCK MOVIE」なる番組が放送された。その第一弾はビートルズの「Magical Mysery Tour」。録画はもちろんDR。ダビング規制は10回。さて、どうしてくれよう!