これちょーだい!

なんだかんだ欲しい物が沢山涌いて出てるんだが、そこはホラ、先立つものが無いってゆーねw まあ、吹けば飛ぶよなカラ財布ってやつですよ!
先日、『レココレ』の最新号(2014.07月号)を読んでいたら、それこそ、喉から手が出そうなリイシュー盤の発売が目白押し! もちろん、今すぐに全部を手に入れるのはちょいと難しいわけで、とりあえず、ここに書きとめておこうという次第。

まずは、先月今月の特集記事である"LED ZEPPELIN"の初期3枚の最新リマスター盤だ。今回のリイシューにはジミー・ペイジが積極的に関わっており、そのプロモーションの為、5月には来日(来日当時はプレス等に対し、厳しい緘口令が敷かれた)までしている。ただ、音そのものにどれだけ関わっているのかは不明だ。なにしろ御高齢であらせられるから、特に高音なんてのは、波形でも見ない限りは作業できないわけで、まあ、それはそれで仕方が無いと思うわけです。しかし、この初期3枚は当たり前だけど、文句無く痺れるアルバムで、特にブルース色が色濃い1st、2ndは、個人的にブルースへ入る切欠ともなったもの。3rdはアコースティックが前面に押し出されているが、「貴方を愛しつづけて」"Since I've Been Loving You"という超強力なブルースナンバーが収録されているのが最大の強みだ。


この時代のハードロックの双璧と言えば、この"ZEP"と、そして"DEEP PURPLE"であろう。その絶頂期とも言えるのが"第2期"、そしてこのバンドのライブ盤というより、ロックのライブアルバムの頂点といえるのが、この『ライブ・イン・ジャパン』"mede in japan"だ。今回は2013リマスターによるSUPER DELUX BOXが発売となった。ご存知の通り、2枚組オリジナル盤はその多くが大阪公演からのものだが、今回は大阪2枚と東京1枚、それにアンコール集を1枚、そして当時のライブ、ドキュメンタリー映像集のDVDが1枚、それに沢山のオマケが付く。まあ、これまでにも完全盤なるものがリリースされているが、それが不完全であるところが、今回このBOXが発売される理由にもなっているわけだ。


このブログでは何度か取り上げている"XTC"だが、個人的に最高傑作と位置付けるのが『スカイラーキング』である。しかし、ご存知の通り、製作段階において、メンバーとプロデューサーのトッド・ラングレンとの間に確執が生じ、結果的にアンディ・パートリッジの納得の行かないミックスとなってしまった様だ。アンディはこのミックスに長年の間不満を募らせ、ついには再ミックスを行ってしまった。そのアルバムがこの2010年盤(45回転LP2枚組)であるのだが、当時は限定アナログ盤として発売されすぐに入手不可能となったもの。それが初のCD化となったわけだが、レココレの記事を読むと、なんでもアナログ盤は、制作時に配線ミスから極性が逆転してしまい、誤った極性のまま製品化されてしまったのだそうだ。今回は、それを正しい極性に戻したものとのこと。それにしても、このジャケット、何度見てもイカスじゃないか!

SKYLARKING

SKYLARKING


さて、最後に邦楽。井上陽水の最高傑作である『氷の世界』の発売40周年記念盤(『氷の世界 - 40th anniversary special editionが』)。内容はSHM-CDによる最新リマスターCDとドキュメントDVDである。今更説明するまでもない、名盤中の名盤だが、実はCD盤未所有なんだなあw だから買うべき理由はある。
今の日本の一番の金持ち層は、言うまでもなく団塊の世代だろう。そこから金を毟り取ろうって魂胆は見え見えなんだが、それにしても4,000円ってなあ…。今のレコード会社にゃあ、もうちっと値段を下げて、この超名盤を若い世代に届けてやろう、なんて気概のかけらも無いのかしらね。