東芝のHDD

現行の自作機は、2010年の秋に組んだものだから、そろそろ4年を迎えようとしているが、性能的には殆ど不満がない。もちろん、SSDやHDDの換装など、ちょこちょこ手を入れているのは確かだが、それは劇的な性能向上のためのものではない。不満が出ない理由は、ネットやゲームを含め、PCを取り巻く環境の進化の度合いが、かなり鈍化していることが考えられるが、そこには、スマホタブレット端末の普及という背景がある。ここでは詳しく語ることはしないが、とにかく、以前の自作PCの世界なら、PCは5年以上使う物じゃないとまで言われたが、その年数がずいぶんと延びた感が強いのである。それは、ハード的な意味での耐用年数(経年劣化)ではなく、ソフトやネットコンテンツに対する適応度に於いてという意味である。
TOSHIBAのHDDというと、あまり聞き慣れない方も多いと思うが、実は自社製個人向けPCだけではなく、その他、専門用途別に、かなりの製品が開発供給されている。例えば、耐震耐熱が重要とされるカーナビやカーオーディオ向け、耐用年数が絶対的な条件となるサーバー向け、長時間の記録が必要とされるビデオ監視システム用、等々である。自作市場にはどういう経緯で出荷されているのかは不明だが、今回入手した"MD03ACA300"はビデオ監視システム向けのHDDで、ディストリビューターはグリーンハウスであった。




"MD03ACA300" 3TB、フィリピン製。販売はグリーンハウスで、1年間の保証付。特価9,720円(税込み)





書き込み速度はかなり速いが、他は平均的か。


簡易電源とe-SATAを使ってデータをコピーしていたが、この日はかなり暑かったため、HDDの温度が50度を越えてしまった! 急遽、シンバルスタンドとクリップ扇風機を使って強制空冷!! 効果は絶大で一気に10度以上のクールダウンが可能だ。自作の場合、こういった小技も必要となる。