Socket 939 Athlon64X2 4200+換装(その3)

今回換装したCPU、Socket 939 Athlon64X2 4200+及び4400+ を「CBId」(AMDのCPU情報を表示するソフト)で調べてみると、製造が2005年の5月であることが判るが、奇しくもそれは3200+で組んだ時期とほぼ一致している。では、なぜもう少し待って“X2”で組まなかったのかというと、当時のX2は非常に高価だったのだ。もちろんCPUだけでなく、各パーツは現在のそれよりもプラス5千〜1万円以上の値段が殆どで、この3200+にしても25,000円程度であったが、ネイティブ・デュアル・コア(当時のAMDは、X2を“真のデュアルコア”と呼んでいた)のラインナップ(X2-3800+,4200+,4400+,4600+,4800+)は今回換装した4200+で約6万7000円、4400+では7万2000円もした(因みに4800+は12万超!)。発売前から、大体の値段は予測できていたので、最初から選択肢になかったというのが本当のところである。それにしても、4年以上経ったCPUが、3Dゲーとエンコ以外は今なお普通に闘えるというのはある意味凄い事である。ただ、自分の使い方が、徐々にエンコ方面へとシフトしているというのは事実で、このベクトルに於いては、もう限界であるといっていいだろう。したがって、Socket 939における大きな作業というのは、今回が最後になるのだろう。新規で組むのは何時になるのか判らないが、石橋を叩いて渡るのであれば、それはWindows7のSP1登場後ということになるのかもしれない。


弐號機の再構築作業が終了。これにてSocket 939に於ける大きな作業は終了した。(おわり)