熱暴走! その2

一般的に、PCに於ける“熱暴走”とは、アンビリカルケーブルが抜け、内蔵電源も尽きたにも拘らず、勝手に暴れまくったりするエヴァとは違ってw 主にコア・パーツの発する熱が原因となってソフトやOSがフリーズしたり、OSが勝手に再起動したりする事を指します。対策は、ケースのエアフローが確保できない場合、熱源となっているパーツそのものを集中的に冷却する以外に方法はありません。弐號機の場合、そもそもチップセットヒートシンクが付いておらず、かつ、エアフローが期待できないケースを使っているため、極めて効率の高いチップセット・クーラーの設置が必要となります。そこで今回は、かつて壱號機で使用していたM/Bに取り付けていたクーラーを使用します。これは統合チップセットnForce4冷却のため交換したもので、当時一番人気の高かったZALMAN製のZM-NB47J(通称:青笊)に、XINRUILIAN製の40mmファンを合体させた、今は亡き高速電脳のオリジナル製品です。個別で買うよりも、確か100円くらい安かったw 小型ながら冷却性能は抜群で、多くのnForce4使いがこれを愛用していました。(因みに、このM/BではVGAと干渉してしまうため、フィンを5本ばかり切除して使用していました。)


左:以前使用していたM/Bに鎮座ましますZM-NB47J、通称“青笊”。
右:nForce4。シンクを外してみると、グリスが干からびてカチカチになっていた!これは怖い。


左:仮設。本当は横向きに付けたかったが、VGAと干渉するのでこの向きに。
右:完成! ノースのヒートシンクがいかにも貧弱。出来ればこちらも換装したいところ。