チップセット冷却

壱號機のチップセットCrossFire Xpress 3200”がアチチだ。1週間ほど前、まだ猛暑の最中だった頃、チップセットの温度が異常に上がり始めて、無負荷の状態でも50℃を上回るようになってしまった。2ちゃんで訊いてみてもCrossFire Xpress 3200はそこまで上がらないという意見が多かったので、これはエアフローに問題が有ると推測。実際にCPUクーラーのフィン方向がケースの前面から背面方向に向かっているため、直下にあるノースチップには、冷却風の恩恵が殆ど得られていない状態であるし、丁度、VGAとCPUクーラーの間に挟まれた状態なので、熱溜まりが出来やすいことは間違いない。そこで、チップセット専用クーラーの取り付けを考えたのだが、チップセット回りのコンデンサーが邪魔をして、どう考えても設置できそうにない。そこで目を着けたのがAntecから発売されている“Spot Cool”なるもの。これはフレキシブルアームの先にファンが付いているというもので、M/Bのネジ穴を利用して固定する仕組みだ。作業自体は、どう考えても難しくはない…はずだったのだが。
実際に固定してみると、M/Bのネジ穴台座部分から取付金具がはみ出してしまう。しかも、ネジを強く締めすぎたため、金具部分が一緒に半回転ほど動いてしまった! この時嫌な手応えを感じた。すぐにネジを外して確認するも、パーツが暗がりを作ってしまい、良く見えない。仕方なく全バラシをして確認してみると、アチャー、やっちまった!基盤のパターンに見事な傷が入ってしまった! これをこのまま設置すれば短絡の可能性がある。とりあえず、絶縁ワッシャーを噛ませて再設置。なんとか無事に起動したが、正直冷や汗モノだった。このクーラーを利用する人はくれぐれも注意してもらいたい。

左:本体。右:パターンに傷が入ってしまった!このままでは短絡の危険がある。

さて、結果である。チップセットヒートシンク底部にセンサーを貼り付けた簡易温度計実測で、51℃が約6℃マイナスの45℃以下にまで低下。今日辺りの低めの気温では41℃程度まで下がっている。因みに、この冷却ファンには3段階(LMH)のスイッチが取り付けられており、今回はMの位置にしてあるので、これをHにすれば、更なる冷却が期待できる。


左:こんなかんじでチップセットを直撃してやる。周辺のコンデンサー類の冷却も期待できる。右:LEDが搭載されているので、ご覧の通り中二仕様にww