OLD TAYLOR

輸入される“洋酒”は、輸入代理店の規模により、地区によっては入手が困難となる場合がある。また、国内での人気が出ない場合、そのまま取引先が見つからずに、専門店以外では永久におさらば、なんてことも実に良くある話。“オールド・テイラー”という酒も、(自分の近くでは)ここ暫く見かけなくなっていた銘柄のひとつ。先日、最近通っている量販店で偶然見かけたので思わず購入したが、はて?一体どんな味だったかww
ラベルはおっさんの肖像画w 決してお洒落とは言い難い見栄えである。記憶を手繰り寄せつつ封を切る、が、グラスに鼻を突っ込んでみてもそれは甦らず。わずかにとろみがあって、その名前から、もいかにも古いタイプのバーボンを想像した…のだが、豈図らんや、甘くてフルーティーな香りが、いきなりの軽快感を伴って鼻腔をくすぐって来た。あれ?おっさんじゃないじゃんw 
メローイエローと称されるその黄色いラベルはかなり有名らしいが、残念ながらその記憶は自分にはなかった。87年より、原酒はJimBeam社に移されたらしく、日本では一時期、協和発酵が代理店となっていたようだ(現在ではイオン系列の代理店)。


OLD TAYLOR(中央)。本当に飲んでいると楽しくなる、甘くて可愛らしいバーボンだ。もっと人気が出てもいいんじゃないかと思う。価格は1,300円程度とお手頃。