LAGAVULIN 16 (ラガヴーリン16年)

ラフロイグでアイラモルトの洗礼を受けて以来約8ヶ月、待ちわびたこの日がついにやって来ました(大袈裟w)。ラフロイグなどと並び、非常に癖のあるアイラと言われているラガヴーリン。一度飲んだら二度と飲まないか、癖になるかのどちらかと言われているそうです。本当なら、ショットバーなどで試し飲みしても良かったのですが、なんとなくその最初の一杯をたったひとりで味わいたいという気持ちが強く、ネットで価格の推移を見ながら購入の機会を窺っていた次第。しかし、価格は下がるどころか段々と上昇して行くばかり。量販店で見かけても、踏ん切りが付かないでいるとあっという間に無くなってしまう。そして先日、いつもは行かないちょっと離れた量販店で4,980円で2本だけ陳列してあったものをゲット! しかし、仕入れた時期などによるものなのかも知れないが、同じチェーン店で2,000円以上もの開きがあるのはちょっと納得行かない。因みに、現在は12年の方が16年より数千円も高いが、これは単純に品薄という理由だけで付いた価格で、味そのものは16年に分があるとのこと。
さて、いよいよ最初の一杯をグラスに注ぐ。いや、ラフロイグの時もそうだったが、笑っちゃうwww そうそう、これを待っていた! グラスに鼻を突っ込むと、香り立つヨード臭は意外と上品。口に含むとピーティーな香りが鼻を抜けるが、なんとも形容しがたい実に不思議な味わい。一部で"醤油系"とか"鰹節系"とか揶揄されているのが、当たらずといえども遠からずという気さえしてくるw そして信じがたい程の滑らかさと強烈な潮の香り。とにかくにやけが止まらない。なるほど、これがラガヴーリン! 実は飲む前から判っていた、病み付きになると! しかし、これを飲んでしまった今、後は何を楽しみにアイラを飲めばいいのだろかという、一抹の寂しさと不安が心をよぎるが、な〜に、まだまだアイラモルトの深遠にほんの少し足を踏み入れただけ、本当のお楽しみはこれからなのだろう。


極めて上品な壜と箱のデザイン。眺めているだけでも楽しい。750ml 43°