Phenom II x6 で行こう! - その後編 1 - 

新規でPCを組んでから1ヶ月ちょいが経過したので、その後の様子などを書いてみようと思う。その前に、まずは記事の訂正などを。今回のマシンに採用したブルーレイ対応のマルチドライブ、LG社製“WH10LS30K”について「DLの書き込みに未対応」と記しましたが、実際には対応していました。これは購入前にネットで調べた某ページのデータに誤りがあったせいで、書き込みが出来ないことを前提に買ったので、逆にラッキーといった感じでしたw
それでは本題。まずマシンの様子からですが、一度だけGA-890FXA-UD5 (rev. 2.0)のBIOS F5(購入時点のF3より更新)が飛びました。自動的にリカバリーされたので問題はありませんでしたが、運用直後に新しいバージョンF6がリリースされ、これに変更してからは安定しています。それ以外は超ド安定で、ただひとつ問題があるとすれば、電源ファンの異音だけ。これは聞こえたり聞こえなかったりとその日によって変わったりしますが、予備電源が無いので未だにほったらかし状態ですw …とまあ、話はこれで終わってしまうのですが、さすがにこれだけでは面白くないので、スペックに関するデータなどを紹介したいと思います。
Windows7には“Windows エクスペリエンス インデックス”という機能があります。そもそもは、WindowsVista導入の際に自分の使用するマシンがどの程度適したスペックであるかを評価するシステムでしたが、7ではマイコンピューターのプロパティから表示できます。採点は1.0〜7.9点で、一番低い点数がそのマシンの評価となります。新しいマシンでは、7.5点をマークし、“プライマリ ハードディスク”の転送速度は最高点の7.9をマークしました。



もちろんこれはSATA-3とそれに対応したSSDのおかげで、このありがたみを実感できるのは何と言ってもOSの起動だろう。電源投入後、BIOSが表示されてからOSが完全に起動するまでに40秒程度しかかからない。BIOS設定でHDD(AHCI)とメモリのチェック画面を飛ばし、OSのパスワード入力画面も表示しなければ、実質的には30秒以内での起動も可能だろう。OS起動後の様々な常駐ソフトの起動(アンチウイルスの定義ファイルの更新やガジェットの表示)も、さずがに6コアだけあって5秒程度で完了するから驚きだ。正直、この速度を体験してしまうと、今までのマシンにはもう戻れない。

HDD速度計測ソフト“CrystalDiskMark3.0”の結果。

シーケンシャル・リードは340MB/sオーバーを達成。多くの常駐ソフトが起動した状態からの計測なので、クリーンな状態であれば350MB/sオーバーも可能だろう。