『サッポロウイスキー』 (札幌酒精)

サッポロ…ビールじゃありません、ウイスキーです!
札幌酒精工業株式会社は文字通り、札幌を本拠地とする酒造メーカー…と、ここまでネットで仕入れた情報。そして、この『サッポロウイスキー』、実は初めて口にするブランド。かつて入手困難であった地酒や地ウイスキーも、今や量販店やネットショップで比較的簡単に入手できる時代となり、こうして口にすることが可能となったわけで、何とも良い時代になったものだ。ところでこのウイスキー、実は既にリニューアルされており、ここで紹介するものはそれ以前の旧ボトルの様なので、その旨ご了承願いたい。
まずはグラスに注いで、すぐに鼻を突っ込んでみる。むむ、これはかなり甘いり…更に一口含んでみると鼻から一気に抜けて行く柑橘系の香り。何となくトリスブラック(トリスエクストラの前身)に似た味わいだ。トリスブラックは37度であった為、飲み応えやボディーがイマイチだったのに比べ、こちらは40度だけあって、それなりの味わいが堪能できる。しかし、値段が値段だけに、アルコールのピリピリ感が強く、また、樽香もあまり感じることが出来ないのは仕方あるまい。
さて、今度はこれに徐々に加水して行く。大体、ティースプーンで少量加水して行き、最終的にはトワイスアップ(原酒1:水1)にまで持っていくのだが、最初のスプーン1杯目にして早くも甘さが増大し、更にトワイスアップでは、甘さプラス柑橘系の香り、そして麦の味わいが強く出る結果となった。
リニューアルとなったボトルがどの様な味わいに変化したのか、或いはしていないのか、その辺りは興味のあるところだが、それはまた後のお楽しみとしよう。


旧ボトル。量販店の河内屋で1,180円。現在はリニューアルされている(こちら)。