『ECHO SPRING』 (エコー・スプリング)

酒量販店のチラシを見ていたら、見慣れぬバーボンが850円で売っていたので、早速買ってみた。
『ECHO SPRING』。聞いた事がある様なない様な…、まあ安いからいいんですけどね。とりあえず買ってみたんだが、帰り、クルマの中が何か酒臭い。家に着いてから見ると、ラベルが酒で濡れている。栓は安い洋酒にありがちなプラのスクリューキャップで、キャップの切れ目に異常はないが、手で回してみるとかなり緩い。クルマのシートにポーンと寝かせて置いてしまえばあきらかに漏れるレベルだ。すぐに引き返して、状況を説明して交換してもらったが、交換したそれも、全く同じ状況。とりあえず、立てた状態でそのまま持ち帰ったが、これは瓶詰めの段階で問題ありだなあ。
さて、気を取り直して、早速頂いてみる。まずはストレートで。んーと、いかにもありがちなバーボン特有の甘ったるさ全開です。大抵の1000円以下のバーボンはこんな味です。といっても、何かいやらしい感じがしない。むしろ、ボディが効いていて、すっきりした味わいの中にも芯を感じる、と言ったら褒めすぎか。たまたまオマケで貰った炭酸水があったので、ハイボールを作ってみた…。ありゃ、芯も何もかもが消えてしまった! んー、ハイボールは40度以下のウイスキーだと、どれもこんな感じになってしまう。これはもう仕方ないか。というわけで、この『ECHO SPRING』、850円という価格なら全く持って文句なし! いかにもバーボンらしい甘口で、ストレートかロックでそれなりの味わいを堪能できます。ハイボールは濃い目に作ればおいしいと思います。


『ECHO SPRING』 700ml 40度 至って普通のバーボンだが、なかなかイケル。