ビートルマニア失格!

そもそも"ビートルマニア"っていうのは、ビートルズがまだライブ活動を行っていた頃の熱狂的なファン、今で言うところの"追っかけ"みたいな人たちを指していた様だ。現在のビートルマニアとは、ビートルズを熱心に研究するような人々を指す様だが、もし、そうだとするなら、とてもじゃないが、自分にはそれを名乗る資格は無い。というのも、まずデータを殆ど記憶していない。例えば、『Sgt.ペパーズ』が1967年に発売されたというのは知っていても、英米日でのそれぞれの発売日までは記憶していない(Wikiによると6.1、6.2、7.5)。要するに、その程度の知識しかないし、その程度の事も知らないようじゃ、ビートルマニア失格なのである。
2009年09月09日、ビートルズのリマスターCDが発売された。その内容は、発売当時のLPの音を標榜し、過剰なレベル上げは行わないといったもので、当時盛んだった、いわゆる"レベル上げ戦争"に終止符を打つ内容であった。発売されてすぐに、後期のアルバムを中心に購入したのだが、まあ、一気に全部揃えるのは財布に優しくないので、とりあえず月イチくらいのつもりで買い揃えようと思っていたのだが、そんな計画が正しく履行されるはずもなくw ライブラリはなんとなく中途半端なままで止まってしまっていたのだ。またしてもビートルマニア失格!
さて、2ヶ月ほど前の話。HMV通販からメールが来た。なんでも、ビートルズの輸入盤CDを1枚1,000円(2枚組1,500円)で販売するのだとか。まあ、国内盤も期間限定でプライスダウンを行っていたので、それに対抗したのかもしれないが、とりあえず、在庫がなくなり次第、という限定的な内容だったので、早速注文しました。ええ、未購入のアルバム全てをw 



未購入だったアルバムは『Please Please Me』 『A Hard Day's Night』 『Help!』 『Yellow Submarine』 『Let It Be』 『Past Masters(1.2)』 『赤盤』の計7組(9枚)。今、こうして全てが揃うと、なんとも感慨深い気持ちで一杯になる。ん?あれ、なんか輸入盤(UK(EU)盤)と国内盤、ジャケットの大きさが違うじゃん!(国内盤は輸入盤より大きい。また、『赤青盤』は国内盤輸入盤共に小さい) そういえば、以前『青盤』を買った時もこの話題に触れた記憶があるが、今回改めて判った事は、要するに、『赤青盤』が小さくなったのではなく、そもそも、国内盤オリジナルアルバムのジャケットが大きかったのである。だから、全てを輸入盤で揃えれば、オリジナル〜『赤青盤』まで、ジャケットの高さがピタリと揃うというわけだ。それにしても、このジャケットの大きさの違いはどこから来るのだろう? 思うに、それはインナースリーヴの有無に関係しているのだと思う。国内盤の場合、インナースリーブやCD盤保護袋に収納されているのは当たり前だが、輸入盤の多くは、むき出しのままジャケットに収められているのだ。この保護袋にCD盤を入れた場合、ジャケットにある程度の余裕がないと上手く収納できないのだ(実際に国内盤オリジナルに比べてジャケットの小さな国内盤『赤青盤』は、盤の出し入れが非常に難しいのだ)。その為、ジャケットの大きさに違いが出たのではないだろうか。まあ、そういう細かいところを気にするのは日本人くらいのものかもしれないが、やはり日本人のコレクターってのは、ちゃんとインナースリーヴに盤が収まって、更には、CDジャケットにも保護用のビニール袋を使うってのがデフォなんだよなあw


CD盤保護袋と、各大きさに対応したCDケース収納袋。