3TB HDD 換装

PCの作業用、及びデータ保存領域として使用しているHDDの空きが少なくなってきた。現在使用しているHDDはSeagate製のSATA3(6Gbps)2TBのモデルだが、これといった不具合はない。2012年当時、既に3TBモデルは発売されていたのだが、まだ高価だった事もあり見送った記憶があるのだが、現在主流となっているモデルの生産国はタイであり、ご存知の通り、洪水で工場がダメージを受けたり、最近では政治的に不安定な状況下にあり、こういった要因から価格はなかなか低下してこなかったが、最近、ようやく4TBモデルが普及してきたため、徐々にでは有るが価格は下がってきている。今回の購入価格は9,997円とギリギリで1万円を切った。
今回購入したのはWD製SATA3(6Gbps)3TB(今では当たり前だが1TB=1プラッタ)のモデルだが、フォーマット(ディスクの初期化)の段になって、何か見知らぬメッセージが表示された。それはパーテーションスタイルをMBRにするかGPTにするかという選択。MBRはご存知「マスターブートレコード」の略だが、このGTPってなんぞ? 早速調べてみると、要するに従来の規格では上限となっていた2TBの壁を越える容量のディスクを指す様で、結局のところ、このGPTを選択しない場合は2TB扱いとなってしまう様だ。このGPTは意外とハードルが高く、旧タイプのM/BやOSが64bitで無い場合は、ブートディスクとしては扱えなかったりする。まあ、今時HDDをブートディスクに使用する人も少ないと思うので、単なる大容量作業スペース、或いは、データ置き場として使う場合にはなんら問題は無い。要は3TBとして扱えればいいだけの話だ。
これまで使用していたSeagateの2TBモデルは、同社特有のガリガリ音が気になったが、WD社の場合この様なノイズは発生しないので、静音性はかなり優れているが、公式の回転数は5400rpmとSeagateの7200rpmを下回るため、アクセス速度は体感的にワンテンポ遅れる様な気がしないでもない(あくまでも気がするだけだと思う)。
さて、このブログではバックアップの重要性について再三述べているが、特に二度と手に入らないデータ=デジカメの画像データやビデオカメラの動画データ等は、多重のバックアップが必要で、特にこの様にひとつの記憶デバイスに大量のデータが収納された場合、リスク分散という観点から見れば非常に危険であると言えよう。最近では大容量のSDカードやUSBメモリ等も、比較的安価に入手出来るので、これらデータの定期的なコピーを強くお勧めする。因みに、自分の場合、最重要データであるバンドの演奏動画は、SDカードのデータをPCに直接コピーしたものと、TV録画機経由でSDからBD(ブルーレイ)に視聴用動画としてコピーしたもの(場合によっては複数枚)の2種類を保存して、万が一の場合に備える。


サイドパネルの吸気用ファンにはかなりの埃が詰まっていた。中を覗くと、CPUファンにも埃が。


ケース内部のクリーニング完了!ピカピカだ!


換装したWD社製3TB(手前)とSeagate社製2TBの旧HDD。

CrystalDiskInfoによる主な情報は以下の通り。