大滝詠一 『EACH TIME 30th Anniversary Edition』…その前に

本日、2014.03.21(金)は大滝詠一『EACH TIME 30th Anniversary Edition』の発売日である。計画では、「それでは早速聴いてみよう!」となるはずだったのだが、肝心のブツがアマゾンから届かない…というか、発送メールすら来ない! 典型的なkonozamaってやつだw というわけで、今回はその前哨戦。

ご存知の通り、この3月21日というのはナイアガラーにとっては特別な日だ。『ロンバケ』『ナイアガラトライアングルVol2』『EACH TIME』の発売日がこの日であり、以降多くのリイシュー盤(20、30周年記念盤等)も同日付の発売となっており、これを、"お布施の日"などと呼んでいたものだ。…そして、本日、親しい人々の手によってお別れ会が開かれたそうだ。なお、参列者への会葬御礼品は、式典限定ボックス仕様のアルバム『EACH TIME 30th Anniversary Edition』だったそうな。さすがに分かっていらっしゃる!

ところで、先月、今月号(2014.03月04月号)のレコードコレクターズは、大滝詠一特集であった。本来であれば、インタビュー記事やら、回想録やら、対談集やら、そんな記事で誌面が埋め尽くされるはずであっただろう。或いは、リイシュー盤には分厚いライナーが付き、そこには今まで謎とされていた様々な裏話なんかが掲載されていたはずだ。だが、今はただ、彼の、かつて語られた言葉を基に、あーだこーだと、思い出話を語るしかないのだ。そして、これらの特集記事を読めば読むほど、彼がもはやこの世に存在していない現実が、容赦なく襲い掛かってくる。松本隆は、歌詞中、謎の様に忍ばれた"十二月"という単語の意味をようやく理解したのだと言う。それは、はっぴいえんどでもなんでもなく、辛い別れでしかなかったのかもしれない。


同時にCD盤を撮影しようと思っていたのだが、まだ届いていない。なんて日だ!