Windows7を10へアップグレードしてみた。- その後 -

Windows7を10へアップグレードして約1週間、気になった事をいくつか書いてみる。
まず、10の無償アップグレード期限は既に経過しているが、ふと思ったのは、もしクリンインスコが必要になった場合はどうするんだろう?という事。調べてみたら、アップグレード用のデータは、MicrosoftのDLツールを使ってDL出来、それをUSBメモリへコピー、あるいはDVDのISOイメージとして焼けば、そのままインストールディスクとして使用できる。USBの場合、ブートドライブの変更が必要になる場合がほとんどなので、起動してすぐにBIOS画面へ入り、USBのプライオリティを一番先頭にしてやればよい。とりあえず、DLしておいたので、これで万が一の時でも安心だ。

アップグレードして一番気になったのはフォルダやメニュー、アプリ等に使われているフォントだ。まず7で使用していたものとは種類が違い、フォルダのデフォルト仕様では非常に見難い事この上ない。更に、システムやアプリのフォントサイズがバラバラになってしまったので、これを見易いサイズに調整しないといけない。アプリのフォントには、そのままシステムに依存しているものと、アプリ本体で設定しているものがある。システムから変更するためには、コンパネからディスプレイへ飛んで、「テキストサイズのみを変更する」で、それぞれのサイズを変更する。ドロップメニューから「タイトルバー」以下気になるものは全て変更する。いろいろ弄ってみて、ようやく納得できる設定が完了したが、思いの外時間がかかった。

最も心配だったのは、7で頻繁に使用していたアプリが使えるかどうか。これは前回も書いたが、ほとんどのアプリが問題なく使えた。ただ、マザーに付属していた電源管理用のアプリは強制削除された(そもそも使っていなかったので問題なし)。また、CPU-Z(CPUやメモリの情報を取得するアプリ)は使えなくなった。OSからコアパーツの制御やらCPUやメモリのシリアル等の情報を取得するのはセキュリティ上問題があると判断されたのか?  また、7の時点で使用不可となっていた(が、無理やり使っていた)デスクトップガジェットだが、これはガジェットそのままに全く同じ機能が使えるアプリが開発されていて、これをインスコした。もちろん、セキュリティ上問題はない。

この先問題が出てくる場合があるかもしれないが、とりあえず気になった点は以上だ。起動に関しては、例のロック画面は邪魔臭いし、あの起動時間の見せかけの速さもなんだかなあと思う。起動後しばらくはプチフリーズっぽい挙動も見られるが、これが10のせいなのか、7からアップグレードしたせいなのか、それとも他に問題があるのかわからんが、まあ、我慢できる範囲と言えるだろう。全般的には思ったよりも問題なく使えているので、今回のアップグレードは正解だったと思う。まあ、タダだったしねw