噴火

噴火しましたね。いや〜、恐ろしい…、噴火は実に恐ろしい……
私がそれを知ったのは昨日の事でした。先日入手したSeagate社製の1.5T(1500GB)のHDD(写真1)を設置しようとしていた時の事です。Seagateと言えば、以前販売されていた製品の一部に、ファームの問題があって騒動になったり、5年間保証だったものが3年に短縮されたりと、あまり良くない出来事が続いたのですが、個人的には非常に信頼出来るメーカーだと思っています。さて、このHDD、1.5Tという大容量ですが、垂直磁気記録方式という技術により、1プラッタ(記録を保存するディスク)当たりの容量が370GBとなっており(一番新しい製品では500G!)結果、今までの製品よりディスクアクセスの速度が向上しています。ところで、これを付けようとしているメイン機はこれ以上HDDを積む事は出来ないので、必然的に一番容量の少ないものと交換する事になります。ところが、換装作業後の検証で、HDDクーラーのひとつが回転していない事が発覚し、急遽、予備のものと交換する事になり、部屋は足の踏み場も無い状況に(写真2、3)。そして、この機会にという事で、全てのパーツを目視で点検する事にしたのだが、ここで思わぬ事態が発覚……。な、なんとM/B(マザーボード)の電源コネクター付近にあるケミコンのひとつがなんとなく膨らんでいるではないか!そして良く見てみると、防爆弁から内容物が噴出している(写真4)。…噴火だ! しかし、完全に液漏れという状況には至っておらず、かろうじて死亡は免れているといったところ。だが、何時死んでもおかしくはないという状況には変わりないので、早急な対策が必要である。実は、メイン機と言っても、Socket939という、今や新品は手に入らないM/Bであるので、中古パーツショップのWebへ急行し、全ての要求を満たす装備のものを取り急ぎチョイスした。商品が到着次第、すぐに作業に入らねばならないが、壊れた方のM/Bは、この作業の後、噴火したケミコンを交換して予備として保存しておく事にしよう。