ASRockよりSocket939の新マザー“939A790GMH”が出た!

去年ASRockより発売されたSocket939のマザー“939A785GMH/128M”についてはここでも何度か書いてきたが、その後継機種となる“939A790GMH”が発売される。
939A785GMH/128Mとの最大の相違点は、統合型チップセットの“785G”及びサウスの“SB710”が“790GX”と“SB750”へ変更になったこと。また、型番のお尻をみても判るように、サイドポートメモリの128Mが削られている。この790GXに搭載されたグラフィックはRADEON HD3300となり、785Gに搭載のHD4200より下回るが、3D性能のみで比較すると785Gを凌駕する。しかし、サイドポートメモリ128MB搭載の有無を考慮すれば、3Dに拘らない限り、前機種の939A785GMH/128Mへと軍配が上がるだろう。そもそも、この程度のグラフィック機能では3Dゲーム自体の通常プレイもおぼつかないのだから、そういう人は最初からVGAの追加を視野に入れて購入するだろうし、多くのSocket939ユーザーは、これを予備の板として確保しておくのが目的で購入するのだろう。そう考えれば、それが785Gでも790Gでもどちらでも構わない。よくよく考えてみれば、発売する側にしてもそれは十分承知しているはずだ。では、なぜこの製品を投入したのかというと、それは恐らく、785Gの慢性的な品薄状態?が原因ではないかという気がするのだ。売れ行きが好調な939A785GMH/128Mが、チップセットの欠品で生産続行が不可能になったため、それを790GXに変更し、型番を変えて生産を継続するといった方法をとったのだろうと推測する。(あくまでも推測ねw)

写真はASRockのHPより。

チップセットとそのヒートシンク以外は、ほぼ939A785GMH/128Mと同じに見える。USB3.0も未搭載で、新たな旨味を感じられないのが残念だ。