Phenom II x6 で行こう! -新規で高性能マシンを組んでみた- その2

Intel嫌いである。詳しくはかつてIntelが何をしてきたのかを調べればすぐに判るが、以来、AMD一筋である。勿論、製品面では性能的に大きな差があるのは重々承知している、が、この部分だけはどうしても曲げたくはないのだ。

…というわけで、今回もCPUはAMDの一択。そしてPhenom II x6である。しかし、問題はそのグレード。当初の予定では“1075T”であったのだが、発売以来かなりの人気で、長らく欠品状態が続いているため、どうにも入手できない。そして、その上位機種であり、Phenom II x6の現時点での最高峰、“1090T Black Edition”との価格差が2千円チョイとなっており、当然そちらへと食指が動いてしまう。逆に下方修正も考えたが、ネット通販での旨みを享受するのであれば、ここはひとつ上のグレードを狙うべきであろう。というわけで1090T Black Editionで行くことに決定!PhenomでGO!だw

Phenom II x6 1090T Black Edition

現時点で販売されている1090T BEはBOXのみで選択の余地は無い。(右)どう見ても貧弱なリテールクーラーは、そのまま箱へと戻された。


さて、今回、迷いに迷ったのが、もうひとつの重要パーツであるマザーボード(M/B)だ。今回の自作における、ふたつの肝のうちのひとつは“USB3.0”。そして、もうひとつが“SATA-3”だ。転送速度6Gbps(実効速度600MB/sで現行SATA-2の2倍を以上)を誇るこの規格に対応している事が必須条件である。個人的にはGIGABYTEASUSの二択だが、それだけでもかなり迷った。また、当初予定していたCPUの1075Tについては未検証のものも多く、情報収集にかなりの時間を要してしまったが、最終的にはSATAポート数の多さをもってGIGABYTE“GA-890FXA-UD5 (rev. 2.0)”に決定した次第。

GA-890FXA-UD5 (rev. 2.0)

PCI-exはx16が2本、x8、x4が各1本、x1が2本で、PCIは1本のみの構成だ。USB3.0のピンヘッダは存在せず、バックのI/Oから2箇所のみの接続となる。下方に見える水色と白のブロックはSATAポートで、水色がSATA-3で6本、白がSATA-2で2本と使用上十分な数をサポートする。なお、リビジョンは現在2.1が最新だが、細かな点で違いがあるものの性能的にはほぼ同等である。


CPUがAMDの場合、必然的にGPUATi(の方がよい)ということになるが、勿論、NVIDIAを選択することも可能だ。動画編集に限って言えば、GeForceのCUDAは各ソフト会社が採用しているという強みもある。しかしこの時期、面白い価格変動があった。ここ数ヶ月、例のFF14ベンチにおけるスコアの大きな開きによって、RADEON 5870及び5850が品薄となり、価格が上昇、逆にGeForceは全製品で価格が下落していたのだが、ここに来てRADEONが58XXシリーズの上位となる6870と6850を投入してきたのである。結果、5870と5850は僅か数日のうちに1万円以上の下落となった。MMOとは無縁な立場でも、これに飛びつかない手はない! というわけで、殆ど考えることもせず、玄人志向の“RH5850-E1GHW/HD/DP/G2”をポチってしまったw

RH5850-E1GHW/HD/DP/G2

中身の写真を撮るのを忘れたので、毎回見るたびに何故かむかつくパッケージのイラストでも見て我慢してくださいw 詳しい内容はこちら


この項、続く。