新しいFFXIVのベンチマークにトライしてみた!

自作PCの世界じゃあ、ほんの数ヶ月チェックを怠っただけでもすっかり浦島太郎状態になってしまうのだが、こちとら数えてみたら、えーと、2年、いや、2年半も自作の世界から遠ざかっているのだから、もう、じーさん通り越して単なる煙になっててもおかしくないってくらいのもんだーw だから、FFXIVの新しいベンチがとっくの昔にリリースされてたのを、つい最近友人から聞くまで知らなかったってのも仕方あるまい。なにしろ、こちとら煙なんだからな。四の五の言わずにさっさとやりあがれ!
とまあ始める前に、やっぱり四の五の言わせてもらいますけどw 現在使用中のメイン機は2年半前に組んだ、当時としては高スペックモデルで(詳しくは後述)、個人的なこだわりから、CPUはAMDを使っている。途中で手を加えたのは一度だけで、常用するファイルスペース(デスクトップやキャッシュ置き場)として、HDDを1プラッタの2TBモデルに換装しただけである。多少のアクセス速度は向上したが、それは体感できるほどでもないし、それが今回のベンチには何ら影響を与えるものでもない。テストの前に一応断っておくが、面倒くさいので常駐ソフト(ウイルス対策、CPU等コアパーツの監視ソフト等)はそのままで実施する。それでは行ってみよう!(ベンチソフトはこちらから)

メイン機のスペックは以下の通り。

Windows 7 Ultimate 64 ビット (6.1, ビルド 7601) Service Pack 1 (7601.win7sp1_gdr.130318-1533)
AMD Phenom(tm) II X6 1090T Processor16380.523MB
ATI Radeon HD 5800 Series (VRAM 4095 MB) 8.17.0010.1086
画面サイズ: 1920x1080


まずは、プリセット設定の"標準品質"からテスト開始!…結果は以下の通りで"非常に快適"の評価を頂いた。



実際に目視ではカクツキの様なものは感じられなく、動きは非常にスムーズで、何ら問題はない。次に"最高品質"でテストしてみる。結果はご覧の通りで、"快適"の評価。



こちらは、さすがに目視でも確認できるほど、ところどころでカクツキが見られるが、だからと言って、それが非常にストレスになるかと言えば、それ程でもなく、まあ、無視できるといったところだ。各コアパーツを監視しながらのテストであったが、"最高品質"では、さすがにGPUは常に90%以上の負荷が掛かっていた。3Dのベンチマークでは、CPUよりもGPUの性能が結果を大きく左右する。従って、CPUの方ではその性能を持て余し気味となり、負荷は最高でも6個中1つのコアが60%台をうろつくことがあっても、全体としては40%辺りをうろうろする程度で、温度も40度を超えることは無かった。対してGPUはさすがに70度程度まで跳ね上がり、久々にファンが大きな音を立てたが、唸りを上げるまでには行かなかった。
今回も前回同様、GPUが足を引っ張る結果となったが、MMOに手を出さない者にとっては、非常に満足の行く結果となった。逆に考えれば、PCのコアパーツの進化が停滞気味であるとも言えるし、また、プログラムがスペックに対して優しくなったとも言える。そもそも、CPUはIntelAMDのライバル関係が破綻してしまったので、以前のように開発競争にしのぎを削る事も無くなった。だからと言って、AMDのCPUが絶対的にダメという事でもない。実際、2012年にはオーバークロックでの新記録を叩き出しているのだ。
自作PCというジャンル自体は、以前に比べれば随分と衰退してしまった。それはさまざまな理由があるのだが、そのうちのひとつに携帯端末のスマホ化というものがある。ジェリカンの様なケースと額縁の様なでっかいモニターを何台も並べて悦に入るよりも、ポケットから取り出した小さな端末のあのピカピカと光る画面を、魔法の指先でツツーっとなぞる方が余程カッコイイものw