Phenom II x6 で行こう! - その後編 2 - 

PCの自作は、思い立ったその時に始めるのがよい。今回の場合、"PhenomIIx6 1090T BE"の値下がりが数週間後に控えていたし、"1100T BE"の投入も判っていたが、それでもやはり組みたい時が組み時。何かが値下がるのを待っていると、また別のパーツの値下がりを待つことになり、そうこうしている内に、狙っていたパーツは古臭くなり、また新しいパーツの値下がりを待つという堂々巡り。何時までたっても始められないのだ。
…とまあ、負け惜しみを先に書いておいたが、組み立て完了から2週間後に"1090T BE"は約5,000円値を下げ(オフィシャルの価格改定)、その上位機種である"1100T BE"が先日発売となり、1万円以上も値を下げたと狂喜していた"HD5850"は更に値を下げ…といった具合である。ただ、今回はほぼ全てのパーツを通販の最安値で購入しているのと、そもそも"1075T"を狙っていたのでそれ程の悔しさは感じなかったというのが正直なところ。やはり価格云々よりも、地雷を掴まされない事の方が重要なのだ。

今回は前回のスペック報告の追加で、例のFF14ベンチである。ゲームの評判自体はFF11を凌駕するまでには至らず、メーカー側がこれを陳謝する事態とまでになっているが、自作erにとってはベンチが全てであり、ゲーム内容にはあまり興味が無いというのが現実(というか、ゲームの概要すら知らないと思うw)。ところで、以前、Socket939,Athlon64x2 4400+で計測した時は散々な結果に終わり(【1500 未満】 動作困難)、その性能の限界をまざまざと見せ付けられたわけだが、今回は如何にと計測を始めた結果、まあ、金額相応のスコア(3941)をマークした。要するに、HD5850とPhenomIIx6 1090T BEの組み合わせでは、ほぼこんなものであろうという結果に落ち着いたということ。しかし、このベンチ、逆に考えれば、MMOとしての要求スペックが高すぎるとも言える。ただただベンチで楽しんでいる自作erはともかく、本当にFFというMMOが好きなゲーマーにとっては、このゲームのために高価なマシンの買い替えを検討せざるを得なくなるわけで、この辺りが、FF14不振の一因であることは間違いないだろう。


SCORE=3941は「【3000〜4499】 やや快適 標準的な動作が見込めます。余裕が有れば描画クオリティの調整をお勧めいたします。」との判定。
計測はHIGHで、Windows7のエアロを始め、様々な常駐ソフトが起動した状態から。クリーンな状態であれば4000は超えるだろう。