RADIO-ACTIVITY

久々のボーカルアルバム『HoSoNoVa(ホソノバ)』が話題の細野晴臣氏だが、先日放送された「ETV特集」では、震災による音楽家の精神的ダメージについて語っていたのが印象的だった。震災後に感じたのは、音楽なんてどーでもいい。これには物凄く共感できた。もちろん、聴く側にもそれを感じた人間は沢山居たはずだと思う。プロモーションの為の久々のライブも、結局は2曲しか演奏しなかったそうである。
放射能(RADIO-ACTIVITY)』。いわずと知れたクラフトワークKraftwerk クラフトヴェルク)の名曲。これは5月30日に名古屋で行われたライブで披露されたもので、恐らく、会場に居た誰もが驚いたはずだ。演奏後、「テクノ演ってたんですけど、すっかり飽きちゃった」との発言で会場を沸かせた氏だが、演奏形態が変わっても、この曲の持つ根っこの部分が、どうしようもなくテクノなのだと再認識してしまったのは、自分だけだろうか?