フォルクローレのライブへ行ってきた

先日、友人の所属するフォルクローレのグループ"Inti Quilla"(インティ・キーリャ)のライブに行って来ました。フォルクローレってなんぞ?という人も多いかもしれませんが、大雑把に言ってしまうと、ペルーやチリといった南米アンデス地方民族音楽の事ですね。楽器はスペイン植民地時代に軍隊から齎されたもので、土着の音楽とスペインのそれとが融合して出来た音楽です…と、ギターのおっちゃんが話してくれました。
当日は満席で、とても和やかな雰囲気の中で演奏が行われました。これが、ロックのライブだと、もう、客=仲間内のミュージシャンってのが普通で、如何わしい雰囲気満載なんですがw、こちらは極めて普通のお客さんばかりで、羨ましい限りでした。
しかし、このフォルクローレ、あんたとは結びつかねーんじゃねーの? と言われれば、はい、そうです、と言う外ありませんがw ただ、古くからの仲間がこうして音楽を続けているってのは、素直に応援したくなるじゃないですか。それと、音楽ってのは、何時何処で、どう結びつくのかが予測できないもので、そういう経験は多々あります。ある音楽のルーツを辿って行くと、どうしても避けて通れないジャンルに遭遇する。と、そこから、派生して、全く別のジャンルへと興味が向かって行ってしまうとか、そこで未知の音楽と出会って、人生観が変わっちゃうとか、まあ色々ありますね。だから、来年の今頃、私は三味線を弾いているかもしれません。


インティ・キーリャのライブ。真ん中の打楽器はボンボと言われるもので、元々はスペイン軍の楽隊からのもの。