Blue Valentine's Day

今年のバレンタインデイは大雪となり、各方面で予定されていた関連イヴェントの多くが中止になったそうで、そういったニュースを聞いて"リア充ざまー"なんて喜ぶ声が聞こえてきそうな気もするが、そんなやっかみは雪に埋もれてしまうのだろう。
私がバレンタインと聞いて思い浮かべる曲は、国生さゆり with おニャン子クラブの『バレンタイン・キッス』か、大滝詠一の『Blue Valentine's Day』の2曲だ。当然この2曲は、当ブログに於いて紹介済みだが、やはり去年の12月30日にお亡くなりになられた大滝詠一氏の曲をもう一度取り上げておきたい。
この曲は、ご存知『ナイアガラ・カレンダー』に収録された曲で、もちろん2月の曲である。 アルバム自体はノベルティソング(コミックソング)と、この曲の様なシリアスソングが入り混じっているのだが、1月の曲「Rock 'n' Roll お年玉」と、この「ブルヴァレ」の落差が激しいため、この曲ではどーんとナイアガラの滝へ落とされた様な気分になる。ただ、歌詞で唄われているのは"ほかの女の子からプレゼント"されたものじゃなくて"君からのでなきゃあ嬉しくない"、要するに、こいつは他の子から貰える可能性のあるような奴なんだなw
しかし、考えてみると、自分が10代の頃って、いわゆる義理チョコってのはあまりメジャーな存在ではなかった様な記憶がある。つまり、男にとっては、貰えるか、貰えないか、女にとってみれば、受け取ってくれるか否か、って感じで、かなりの勝負デイだった様な気がする(もちろん、一度に何個も貰える様なモテモテ君も存在したが)。だから、この歌は、当時の感覚で聴くとちょっと意味合いが違って来るのかもしれない。
さて、みなさんの今年の成果は如何に…


ラジオ局向けのプロモ盤。MONO仕様。


今宵は「ナイアガラ・カレンダー」を聞きながら、和風テイストの生チョコをつまみにモルトを頂く。