ルパン三世 DVDコレクション

久しぶりに書店をぶらぶらしていたら、『ルパン三世 DVDコレクション』(講談社)なるものを発見! そういえば、TVCMで見かけたなぁ。なんでも、第1期〜第2期の作品が全て網羅されているのだとか。まあ、この手のコレクション系の雑誌にありがちな、創刊号のみ特別価格、というやつで、今回は760円(税抜き)。パラパラと中身を見たけど、まあ、記事の内容としては大した事はない。けど、4話入ってこの価格はやはり買いだよな〜、というわけで、とりあえずゲットしました。何でも、第一期は全23話、要するに今で言うところの2クール。そして、第二期がぐ〜んと長くて、全155話で、約3年。いや〜人気があったんだね。子供の頃見た第一期は、あまりにもクールすぎて、というか、子供心に、こんな大人のアニメ(別にそう言われていたわけではないが)を見ていいんだろうか、という罪悪感さえ有ったんだが、第二期となると、てんで子供染みていて、こちらはまともに見なかった記憶がある。それにしても、峰不二子、である。子供が見る時間帯によくぞここまで、というくらい、きわどいシーンがてんこ盛り。しかし、今、冷静になってこの作品を鑑賞してみると、大人のアニメと感じた最大の要因は、何といっても山下毅雄の音楽と、チャーリー・コーセイのあの歌だろう。山下は75年の丹波版『鬼平犯科帳』でも音楽を担当しているが、こちらもかなりのキワモノ。時代劇で普通にジャズだからw まあ、ルパンはそれに先駆ける事4年前の71年。子供の心に初めてジャズが共鳴したのだ。それと、チャーリーの歌声。何と言っても「3rd」の発音だなw あれは、子供にとって初めて聴く本場モノの「サード」。しかし、それが「サード」と発音していたと判明するのは、何年も先の事であった…。
正直このコレクション、かなりいいと思います。欲を言えばレストアとかちゃんとした方がいいのかもしれないけど、ブラウン管で見た当時の映像と音声という感じで、これはこれで味があるかも。次号からは1,520円と、倍の価格になるけど、第一期は全6巻だから、全巻揃えても大した金額にはならない。次号は五右衛門登場だしw 買っちゃうかな、やっぱり。


創刊号は「ルパンは燃えているか…?」「魔術師と呼ばれた男」「さらば愛しき魔女」「脱獄のチャンスは一度」の4作。「ルパンは燃えているか」が「パリは燃えているか?」のもじりと気付いたのは、もうちょっと大人になってからw