今年も咲いたよ!ヒメスイレン、2019。

恒例となったヒメスイレンの開花報告です。今年はいつものように何も手入れをしなかったにも拘わらず、五輪の花を咲かせました(2019.07.23現在)。来年も五輪咲くといいなあ。

ギーゼキングのドビュッシー

ギーゼキング(Walter Gieseking)のドビュッシー作品集が1,000円程度で売っていたので買ってみた。彼は1956年に亡くなっているので、自分が生まれる前に活躍していたピアニストだ。CDは5枚組で、それぞれの紙ジャケの裏に虫眼鏡じゃないと見えないくらいの…

バンドの行方

今の時代、音楽活動を続けるってのは、そんなに難しい事じゃないし、ネットを使えばCDなんか作らなくったって、作品を世に出すことも可能だ。でも、バンドを続けるってのは、そう簡単な事じゃない。もしもバンドマンのあなたが、今、何の不自由もなく、バン…

36年目の後悔 - 大滝詠一『NIAGARA CONCERT '83』を聴く

死ぬほど好きになった女の子がいて、しかし、ある日突然別れを告げられる「あなたとはもう逢いません」と。それからウン十年経ったある日、友人から連絡を受ける。彼は、自分は不治の病に侵されている、そして、死ぬ前にどうしても伝えたい事がある、と言い…

お正月に何を聴く 2019(その2)

年末に入手したアルバムは全部で6枚だが、実は年内に間に合わず、年明け5日過ぎてから到着したブツが1枚あった。それはディランのドキュメンタリー作品『ノー・ディレクション・ホーム』のサントラ盤である。マーティン・スコセッシ監督によるこのドキュメン…

お正月に何を聴く? 2019(その1)

数年ぶりに復活のこのテーマ。しかし、もう1月も終わろうとしている今、こんな記事に興味を持つ人もあまりいないだろうという予感もするが、とりあえず、まあ、新年一発目という事で、早速行ってみよう! ところで、ここ数年、元日は「座音会」という音楽サ…

「はてなダイアリー」から「Hatena Blog」へ

今までお世話になった「はてなダイアリー」の廃止にともない、今回よりこの「Hatena Blog」へ移行することになりました。最近は何かと忙しく、また、FaceBook等への投稿も多くなったため、頻繁に更新できませんが、マイペースで継続して行きたいと思いますの…

ブラインド・フェイス『BLIND FAITH』のLPを買う

中二の時、リアルタイムで初めて買ったクラプトンのアルバムが『安息の地を求めて』。正直、ハードルが高すぎて、それを理解するのに結構な時間を要した記憶がある(現在ではマストアイテムだ)。もちろん、クリームなんかを買ってもよかったんだが、何故か…

シオドア・スタージョン『人間以上』

P-MODELが1993年に発表したアルバム『Big Body』に収録されている「HOMO GESTALT」という曲がある。この「ホモゲシュタルト」という意味が、当時は全く判らず、なんとなく、Homo sapiensとドイツ語のgestaltの造語っぽいものという認識でしかなかった。平沢…

ホムセで見つけたビートルズの『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band』(税込み309円)を聴いてみる。

先日ホームセンターで時間を潰していた時の話。よく、ワゴンに本人歌唱、だとか、オリジナル音源、だとか銘打って、格安で並んでいるCDなんかを見かける。最近では、昔のディズニー映画がワンコイン(500円じゃなくて100円ね)で売っていたりする。そこで見…

今年も咲いたよヒメスイレン 2018

水が干上がりそうになったら満たしてあげる、って程度で、相変わらず何の手入れもしていないが、今年も咲いたよヒメスイレン。ついでにヒメダカも冬を越した模様。もしかすると、この時期に産卵しているのかもしれないが、あくまでも手は掛けずに、という方…

大原麗子がラベルの『麗の雫』(ウイスキー)を買ってみた

けど、飲んではいない(笑)。 一般的にウイスキーは、高級になるほどアルコール度数も高い傾向にある。700円を切るような安いウイスキーは、大抵が37度で、個人的には年間を通じてもあまり口にすることのないものだ。要するに、口にする前から、中身は大体…

シリア・ポールの『夢で逢えたら VOX』にやっと逢えた。

生粋のナイアガラーである。と言いたいところだが、違う。んじゃあ、やっぱり『ロンバケ』から入ったクチ? と訊かれて、もちろん!と言いたいところだが、それも違う。自分でもはっきりとしないのだが、徐々にナイアガラの深淵に足を踏み入れて行ったという…

YesのSACD『サード・アルバム』を聴く

以前『海洋地形学の物語』のSACDの記事を書いたんだが、そのSACDの希少性(要するに限定盤)に危機感を覚え、結局『こわれもの』『危機』『リレイヤー』も購入したんだが、音質的にはイマイチの感があった。まあ、いくらSACDが超高音質だからといっても、リ…

ウイスキーに合うアルバム No.14 - ジュリアン・レノン 『フォトグラフ・スマイル』(1998)

インプット-アウトプットという言葉がある。優れたものを生み出すためには、優れたものを吸収する必要があるとう意味なんだが、僕等バンドマンは、プロ、アマに限らず、優れた音楽、或いはそれに付随するアート等の様々な事象を咀嚼・吸収して、新しい何かを…

人は歯を食いしばって生きてはならない…らしいっすよ

人には、なくて七癖なんて言葉があるくらい、自覚している、していないに関わらず、いろんな癖を持っているもんだ。まあ、人に迷惑をかけるようなものでなけりゃ、あんまり気にしなくてもいいんだが、そうとも言えないような癖も実際にはあって、まさか、そ…

ビートルズ『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の50周年記念盤を聴く(その2)

ビートルズ『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の50周年記念盤。購入した"スーパー・デラックス・ボックス・セット"では、2CD版のDisc-2「コンプリート・アーリー・テイク」が、2枚(Disc-2〜3)に拡充されている。[Disc-2 コンプ…

ビートルズ『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の50周年記念盤を聴く(その1)

ビートルズ『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』("Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band"1967)の50周年記念盤。発売当初の喧騒からはや1ヵ月が過ぎたが、内容としては決して満足するものではなかったと明言したい。何か、もうひ…

今年も咲いたよヒメスイレン 2017

今年も咲きました。が、実はちょいとやばかった。この水連は他の水生植物も一緒に植えている(正確には鉢に植えたものを沈めている)のだが、他にもボウフラが湧かないようにメダカなんかも入れている。メダカは冬を越せずに全て死滅してしまう年もあれば、…

そこから見える風景

久しぶりのライブ。正式なバンドとしては多分2年ぶりくらいだった。音楽活動を本格的に再開させたのが約10年前。その時自分の中での決め事があって、それは何が有っても活動は止めないということだった。それは音楽に対する矜持とかそういうものじゃなくて…

くらもちふさこ『花に染む』が完結!

最近じゃあコミックなんかの情報を積極的に追いかけなくなってしまったので、ふらりと寄った書店でいきなり新刊に出くわしたりするが多い。この『花に染む』もそうで、いつのまにやら第8巻で、いつのまにやら完結していた。実は、実際に買ったのは今年の1月…

YesのSACD『海洋地形学の物語』を聴く

何故かわからないけど、世の中にはタイミングってのがあって、それがいつまで経ってもどうしても噛み合わないって事がよくある。そのなかのひとつが、いつかは買おう買おうと思っているのに、何故か買えずに、未だに持ってないアルバムってのがある。まあ、…

ビートルズ『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の50周年記念盤が発売に

ついにその全貌があきらかとなったビートルズ『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の50周年記念盤。例によって、様々な組み合わせで製品化されるのだが、ビートルマニアは迷うことなく、スーパー・デラックス・エディション(4CD+DV…

ECMの超名盤『THE KOLN CONCERT』『return to forever』『BRIGHT SIZE LIFE』が初のSACD化!

高校生の頃に行われたジェフ・ベックの来日コンサート。その時帯同していたのは、ヤン・ハマーではなくスタンリー・クラークだった。当時はベーシストにスポットライトが当てられていた時代で、ルイス・ジョンソンやジャコ・パストリアスと並んで人気があっ…

グレーン・ウイスキー初体験。サントリー『知多』を飲む。

普段よく飲むウイスキーの種類は?と問われれば、恐らく多くの人がブレンデッド・ウイスキーか、バーボンと答えるだろう。更にウイスキー好きなら、これにシングル・モルトなんかが加わるはずだ。もちろん、ウイスキーはこれだけじゃなく、数多くの種類が存…

松田聖子のSACD/CDハイブリッド盤を聴く〜『Touch Me, Seiko 』編

松本隆の出世作といえば、太田裕美の「木綿のハンカチーフ」だろう。歌詞の内容は今更説明するまでもないが、面白いのは、この歌詞を東京生まれの、しかも山の手育ちのお坊ちゃまが書いたというところだ。はっぴいえんどと良く比較されるサディスティック・…

オムニバス盤『LET IT BE Black America Sings Lennon, McCartney and Harrison』を聴く

アメリカの黒人歌手によるビートルズのカバー集の第2弾が発売された。第1弾の出来がすごぶる良かったのだが、今回は"Harrison"が追加された事も相まって、いやが上にも期待感が高まる。ケース裏の曲目一覧を見ると、古くは1963年から最新は2009年とかなり長…

松田聖子のSACD/CDハイブリッド盤を聴く〜『Snow Garden』編

クリスマスまでのカウントダウンも残り少なくなってきた今日この頃。今を逃すと意味がなくなる?というわけで、オーディオ誌"Stereo Sound"のSACD企画による松田聖子の『Snow Garden』。今回で第3チクルスとなるこの企画だが、例によってCDとSACDのハイブリ…

松田聖子のSACD/CDハイブリッド盤を聴く〜『金色のリボン』編

雑誌"StereoSound"による松田聖子のSACD/CDのハイブリッド盤第3チクルス。その第一弾となる『金色のリボン』と『Snow Garden』が発売になった。このうち『金色のリボン』はアルバム単体による再発は今までされておらず(10万円のCDボックスセットでのみ製品…

ついにFINALを迎える『鬼平犯科帳』

時代劇は子供のころからわりと慣れ親しんできた存在であった。今どきの考えでは、時代劇というと古臭い響きでしかないが、実は時代と共に多様な変化を見せており、いわゆる"勧善懲悪"といったありきたりなものばかりではなかった。ただ、演出も度が過ぎると…